ドルフィンハート（2009年生、母デルフィーネ）

ドルフィンハート（2009年3月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「イルカの心」。毛色は青鹿毛。種牡馬のサムライハート（当時7歳）と交配したデルフィーネが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道中川郡池田町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方34戦10勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年のプレセペ特別(C1-1)。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,200万円（3万×400口）で一口馬主が募集された。

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

12月18日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は534kg。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

3歳（2012年）

1月22日、中4週で迎えた2戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

4月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

5月23日、中6週で迎えた4戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアルキバ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、シセイカイカに交わされて1馬身差の2着となった。

6月20日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のスピカ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のプレセペ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のモズブラックアイを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

4歳（2013年）

2月2日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい13着に終わった。

4月14日、中9週で迎えた8戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

5月30日、中6週で迎えた9戦目は、マルチスター特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

7月5日、中4週で迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、夏の中京競馬!ただいま開催中（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダークラムに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月19日、中1週で迎えた11戦目は、はまゆう特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のドリームパイソンに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月7日、中2週で迎えた12戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、第2戦川中島の戦い（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のラインジェニファーに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月19日、中1週で迎えた13戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、第3戦姉川の戦い特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のロードパルジファルに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月18日、中3週で迎えた14戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、秋茄子賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のラブルビーに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

9月30日、中1週で迎えた15戦目は、天秤座特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のダークラムを3/4馬身振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

10月15日、中1週で迎えた16戦目は、カシオペア座特別（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のシンゼンユメノスケをアタマ差振り切って圧巻の7連勝を決めた。

11月26日、中5週で迎えた17戦目は、風呂の日賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

12月3日、連闘で迎えた18戦目は、干菜賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた19戦目は、一般A5（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は木之前葵騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

5歳（2014年）

1月3日、中1週で迎えた20戦目は、門松特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（3戦3勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた21戦目は、プリムラ特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（4戦3勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた22戦目は、氷柱賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（5戦3勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

2月4日、連闘で迎えた23戦目は、初午賞（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（6戦3勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた24戦目は、ヒヤシンス特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（7戦3勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた25戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、大試験賞（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた26戦目は、アンドロメダ座特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

4月1日、中1週で迎えた27戦目は、こぐま座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた28戦目は、おおぐま座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田祥雄騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

5月19日、中4週で迎えた29戦目は、麦秋特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木之前葵騎手（2戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた30戦目は、ヘラクレス座特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた31戦目は、風鈴特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木之前葵騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、マルタカルーキーに3/4馬身交わされて2着となった。

7月14日、中2週で迎えた32戦目は、あさがお特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（8戦3勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

8月11日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた33戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、ささゆり特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のエンタープライズをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

8月18日、連闘で迎えた34戦目は、天の川特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

8月27日、連闘で迎えた35戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、数河特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

9月3日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた36戦目は、メハジキ賞（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で横川怜央騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

9月19日、中1週で迎えた37戦目は、ナナカマド特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横川怜央騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

9月24日、連闘で迎えた38戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で横川怜央騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のヤマニンデューンに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月18日、中2週で迎えた39戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、長崎街道牛津宿特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。