ウエストリュウジン（1995年生、母テスコヤマカツ）

ウエストリュウジン（1995年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時7歳）と交配したテスコヤマカツが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は北俣牧夫。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方25戦16勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の筑紫野賞(B1)。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

5月30日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は494kg。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

6月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた6戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、オートサンデーに半馬身交わされて2着となった。

9月19日、中3週で迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。

10月25日、中4週で迎えた8戦目は、細江純子騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず13着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた9戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に敗れた。

4歳（1999年）

1月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた11戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月11日、中7週で馬体重を前走から33kg増やして迎えた12戦目は、永尾正則騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したドクターブイを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

5月4日、中2週で迎えた13戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグラスローマンに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月23日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセフティスペシャルに8馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

6月20日、中3週で迎えた15戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテンシュカクに約12馬身の大差をつけて優勝

7月4日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユキノサドラーに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月11日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤマニンラビイに9馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月31日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハマノマイティーに2馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

8月15日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（6戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアイネスセレネに3馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

9月11日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で鮫島克也騎手（7戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイエロムダンスに2馬身半の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

12月25日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で鮫島克也騎手（8戦8勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のダイコウニセイをハナ差振り切って驚異の9連勝を決めた。

5歳（2000年）

1月15日、中2週で迎えた22戦目は、東真市騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のランドスパークに5馬身の差をつけて10連勝を達成した。

2月5日、中2週で迎えた23戦目は、アメジスト特設（佐賀ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（9戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るコウエイラシアンを上がり0位の末脚で半馬身差し切って連勝数を11に伸ばした。

2月19日、中1週で迎えた24戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（10戦10勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒノデスプリングに6馬身の差をつけて連勝数を12に伸ばした。

3月25日、中4週で迎えた25戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（11戦11勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた26戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（12戦11勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた27戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（13戦11勝）。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るダイコーオーカンを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利数を13に伸ばす

5月28日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上A2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（14戦12勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキャロルライデンに2馬身の差をつけて勝利数を14に伸ばす

6月11日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上A2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（15戦13勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のラストスキャンに4馬身の差をつけて勝利数を15に伸ばす

10月9日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた30戦目は、オパール特設（佐賀ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で鮫島克也騎手（16戦14勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上A2 B1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で鮫島克也騎手（17戦14勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のプレストロバリーに2馬身の差をつけて勝利数を16に伸ばす

6歳（2001年）

6月24日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた32戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、黒髪山特別（佐賀ダート2000m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。

7月15日、中2週で迎えた33戦目は、土井道隆騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の吉野ヶ里記念（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた34戦目は、多良岳特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で土井道隆騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。