サクラベル（2008年生、母サクラレイリ）

サクラベル（2008年3月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋美人（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラプレジデント（当時8歳）と交配したサクラレイリが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）新和牧場。戦績は、中央平地26戦2勝2着2回。2010年のクローバー賞(オープン)に勝利した他、2011年の葵ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

6月26日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったマイネルラクリマにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月15日、中6週で迎えた2戦目は、D.ホワイト騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のゼフィランサスを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

8月29日、中1週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトラストワンをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

11月6日、中9週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。17頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

3歳（2011年）

3月21日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

5月14日、中4週で迎えた7戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したロードカナロアを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

6月19日、中4週で迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

7月23日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上1600万下のTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

4歳（2012年）

6月10日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の出石特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず最後はジークジオンと並んで8着同着となった。

7月7日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。17頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた12戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の藻岩山特別（札幌芝1500m 小雨/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

12月24日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

5歳（2013年）

1月13日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、5着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の乙訓特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた16戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

4月6日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

6月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の潮騒特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた19戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の函館スポニチ賞（函館芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の美利河特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

8月24日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のHBC賞（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

11月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

6歳（2014年）

3月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

6月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた24戦目は、3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

9月6日、中9週で迎えた25戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の摩周湖特別（札幌芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

12月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。