マウンテンストーン（1993年生、母スイートミネルバ）

マウンテンストーン（1993年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスホール（当時7歳）と交配したスイートミネルバが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地35戦4勝2着6回。1997年の日経賞(G2)で2着に入った他、1996年の青葉賞(G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

境勝太郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

7月9日、デビュー戦は小島太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったアグネスハンサムにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

7月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバンビーナパワーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月23日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい13着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は小島太騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったエアグルーヴに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

11月19日、中2週で迎えた6戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの府中3歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小島太騎手（4戦1勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3歳（1996年）

1月6日、中3週で迎えた8戦目は、4歳500万下の若竹賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた9戦目は、3歳オープンのジュニアカップ（東京ダート1600m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小島太騎手（6戦1勝）。5頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり3着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島太騎手（7戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

2月17日、連闘で迎えた11戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の春菜賞（東京芝1600m 小雪/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したルグリエールを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3月2日、中1週で迎えた12戦目は、4歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋明騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた13戦目は、4歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋明騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のダイワブレーヴを半馬身振り切って2勝目をマークした。

5月4日、中5週で迎えた14戦目は、3歳G3の青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で高橋明騎手（3戦1勝）。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のカシマドリームを半馬身振り切って重賞初挑戦初制覇を達成した。

6月2日、中3週で迎えた15戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で高橋明騎手（4戦2勝）。17頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

9月23日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で高橋明騎手（5戦2勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

11月3日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で高橋明騎手（6戦2勝）。17頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、6着に終わった。

12月14日、中5週で馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた18戦目は、ディセンバーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で高橋明騎手（7戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

4歳（1997年）

1月5日、中2週で迎えた19戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中山金杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったベストタイアップにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

1月25日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンの白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったセイントリファールにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

3月23日、中7週で迎えた21戦目は、G2の日経賞（中山芝2500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたローゼンカバリー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月27日、中4週で迎えた22戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、メトロポリタンステークス（東京芝2300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエアダブリンに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

6月7日、中5週で迎えた23戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は減速してしまい12着に敗れた。

11月16日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、日本・メキシコ移民100周年記念メキシコカップ（東京芝1800m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

12月21日、中4週で迎えた25戦目は、G1の有馬記念（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

5歳（1998年）

1月25日、中4週で迎えた26戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた27戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、G2の京都記念（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

3月29日、中5週で迎えた28戦目は、G2の日経賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

5月3日、中4週で迎えた29戦目は、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

8月23日、約3か月半の休み明けで迎えた30戦目は、G2の札幌記念（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた31戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

6歳（1999年）

2月7日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は高橋明騎手（8戦2勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋明騎手（9戦2勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

3月28日、中4週で迎えた34戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、G2の日経賞（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた35戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪-ハンブルクカップ（阪神芝2500m 雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。