ミスターガッテン（2007年生、母メグミガバナー）

ミスターガッテン（2007年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「男性＋合点」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時9歳）と交配したメグミガバナーが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は安田豊重。戦績は、中央平地5戦0勝、地方33戦10勝2着5回。主な勝ち鞍は2010年の一般B2八。

経歴

デビュー前

当歳のとき、安田豊重から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、大島敏によって3,150万円で落札された。

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

2月27日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。馬体重は508kg。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

3月28日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

7月19日、中4週で迎えた6戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の中国料理豪華杯（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタケショウナイトを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月15日、中3週で迎えた7戦目は、3歳C2二（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったレオミラージュに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月22日、連闘で迎えた8戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサマーブルーヘブンに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

9月11日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（3戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のアングレスに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月27日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林俊彦騎手（4戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパープルナイトに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月11日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で小林俊彦騎手（5戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒロノペニーを豪脚で半馬身差し切って破竹の4連勝を決めた。

10月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、区界賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1七（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（6戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のレステカルムに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月23日、中1週で迎えた14戦目は、住田町「水しぎ」レース（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（7戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のセイウンノレッジに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

12月5日、中1週で迎えた15戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、錦秋湖賞（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったスズノライコウにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

12月13日、連闘で迎えた16戦目は、一般B2八（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（8戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、エスユーシルバーに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中1週で迎えた17戦目は、一般B2八（水沢ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（9戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタケショウナイトを豪脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて8勝目をマークした。

4歳（2011年）

2月2日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

2月16日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた19戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

4月22日、中8週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた20戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた21戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

6月30日、中4週で迎えた23戦目は、早田功駿騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で早田功駿騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1七八（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で早田功駿騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の一般C1七 C2三（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で早田功駿騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた27戦目は、一般C1七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で早田功駿騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた28戦目は、一般C1八九（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で早田功駿騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた29戦目は、きせかえカレンダー杯（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は石川駿介騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

11月28日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた30戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般B2四（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

12月10日、中1週で馬体重を前走から27kg絞って迎えた31戦目は、奥州商工会議所青年部杯（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

5歳（2012年）

1月3日、中2週で迎えた32戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般B2五（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

4月14日、約3か月半の休み明けで迎えた33戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C2二十（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、トップパフォーマーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月28日、中1週で迎えた34戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十八（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったエイシンワールドに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月12日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2十七（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のモエレブラッキーに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月28日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアンノウントゥデスに1馬身3/4の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月16日、中2週で迎えた37戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた38戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。