ベルシャワー（2003年生、母ブラックシャワー）

ベルシャワー（2003年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ベル＋母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時5歳）と交配したブラックシャワーが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）チャンピオンズファーム。戦績は、中央平地5戦0勝2着1回、地方20戦9勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年のKIRINカフェドパリアイリス賞(一般C1)。

経歴

デビュー前

池江泰郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

9月11日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

10月2日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

12月4日、中8週で迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

3歳（2006年）

1月29日、中7週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったユキノボーイにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

7月25日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた6戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るストロングプリマを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月11日、中1週で迎えた7戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオウゴンオニクワガタ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアメイジングスターに2馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

9月26日、中4週で迎えた9戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップマスカット賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

10月26日、中3週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクードゥフードルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて制した。

11月30日、中1週で迎えた12戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したノーメイクを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

12月7日、連闘で迎えた13戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクールカリッジに4馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

4歳（2007年）

1月5日、中3週で迎えた14戦目は、山本茜騎手を鞍上に迎えて、KIRINカフェドパリアイリス賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミスズシャープに1馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

1月29日、中2週で迎えた15戦目は、カトレア特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホーリーオラクルに5馬身の差をつけて優勝

2月19日、中2週で迎えた16戦目は、マンサク特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテラノハイトップを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月5日、中1週で迎えた17戦目は、沈丁花特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた18戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、青木さん長い間ご苦労さん記念（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイラインドリームを途轍もない末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて8勝目を掴み取った。

4月17日、中3週で迎えた19戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（6戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサカイヤオーセリナを驚異的な末脚で半馬身差し切って下馬評通りの実力を証明した。

4月30日、中1週で迎えた20戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の尾張名古屋杯（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた21戦目は、一般B2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（7戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンキンツヨシにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月2日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた22戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、リヴェール（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したロイヤルアリダーを捕まえ切れず、アタマ差の2着となった。

7月15日、中1週で迎えた23戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般A2（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヤマトスピリットを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中3週で迎えた24戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月1日、中6週で迎えた25戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般A2三（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。