ブンブンマル（2018年生、母エイシンドナウ）

ブンブンマル（2018年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のナムラタイタン（当時12歳）と交配したエイシンドナウが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は橋本牧場。2024年の名古屋記念に勝利した他、2022年の湾岸スターカップを制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、橋本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、尾崎智大によって216万円で落札された。

川西毅厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2020年）

7月24日、デビュー戦は戸部尚実騎手を鞍上に据えて、2歳（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。馬体重は437kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシルキークォーツを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月14日、中9週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた3戦目は、2歳戦のセレクトゴールド第3戦（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヌーベルアヴニールに3馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

10月27日、中1週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞のゴールドウィング賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったダイセンハッピーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月25日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦のセレクトゴールド第5戦（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモズザベストに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

3歳（2021年）

1月1日、中4週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベニスビーチに4馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

2月24日、中7週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸部尚実騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシェナキングに1馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

3月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の中京ペガスターカップ（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で戸部尚実騎手（7戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイセンハッピーに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月4日、中7週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で戸部尚実騎手（8戦6勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったトミケンシャイリに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月15日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた10戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で戸部尚実騎手（9戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったトミケンシャイリに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月14日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた11戦目は、3歳地方重賞の西日本ダービー（名古屋ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で戸部尚実騎手（10戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の秋の鞍（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で戸部尚実騎手（11戦6勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

11月5日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、とちのき杯（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で戸部尚実騎手（12戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4歳（2022年）

3月9日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、桜鱒特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

4月11日、中4週で迎えた15戦目は、土筆特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦したが、4着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた16戦目は、尾張旭特別（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るケンシを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

5月18日、中1週で迎えた17戦目は、田原特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤聡一騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のネイビーフラッグに9馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5月30日、中1週で迎えた18戦目は、地方重賞の湾岸スターカップ（名古屋ダート2100m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤聡一騎手（4戦2勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウインユニファイドに4馬身の差をつけて優勝

10月13日、約4か月半の休み明けで迎えた19戦目は、神無月昇竜戦（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤聡一騎手（5戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったヒロシゲウェーブに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月27日、中1週で迎えた20戦目は、サフラン特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤聡一騎手（6戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のツェレトナーに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月11日、中1週で迎えた21戦目は、地方重賞の東海菊花賞（名古屋ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で加藤聡一騎手（7戦4勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた22戦目は、トパーズオープン（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で加藤聡一騎手（8戦4勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて、最後は2着のコンビーノをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

12月23日、中3週で迎えた23戦目は、タンザナイトオープン（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で加藤聡一騎手（9戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

5歳（2023年）

1月4日、中1週で迎えた24戦目は、地方重賞の名古屋記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で加藤聡一騎手（10戦5勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、メルトに半馬身交わされて2着となった。

2月2日、中3週で迎えた25戦目は、地方重賞の梅見月杯（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で加藤聡一騎手（11戦5勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた26戦目は、サファイアオープン（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で加藤聡一騎手（12戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

11月2日、約8か月半の休養明けで迎えた27戦目は、パンジー特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で加藤聡一騎手（13戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のコンビーノに3馬身の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

11月16日、中1週で迎えた28戦目は、霜月昇竜戦（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で加藤聡一騎手（14戦6勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のロードランヴェルセに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月13日、中3週で迎えた29戦目は、名古屋チャレンジカップヴァルカン賞（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で加藤聡一騎手（15戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

6歳（2024年）

1月4日、中2週で迎えた30戦目は、大畑慧悟騎手を鞍上に迎えて、名古屋記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のブリーザフレスカに3馬身の差をつけて勝利数を14に伸ばす

2月1日、中3週で迎えた31戦目は、梅見月杯（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（16戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた32戦目は、白銀争覇（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（17戦7勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

2月29日、連闘で迎えた33戦目は、閏日昇竜戦（名古屋ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（18戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3月29日、中3週で迎えた34戦目は、アクアマリンオープン（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤聡一騎手（19戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

4月25日、中3週で迎えた35戦目は、マーガレット特別（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤聡一騎手（20戦7勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

11月13日、約6か月半の休み明けで迎えた36戦目は、名古屋チャレンジカップディアナ賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は大畑慧悟騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。