レッドキングダム（2009年生、母プラウドビューティー）

レッドキングダム（2009年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王国。世代の統治を期待して」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時7歳）と交配したプラウドビューティーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地16戦0勝2着1回、中央障害10戦5勝2着1回、地方5戦2勝2着1回。2014年の中山大障害(JG1)に勝利した他、2014年のイルミネーションジャンプステークス(障害3歳以上オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

東京サラブレッドクラブにて総額3,800万円（9.5万×400口）で一口馬主が募集された。

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

1月29日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

2月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

5月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

8月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

9月23日、中5週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（4戦0勝）。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月29日、連闘で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（5戦0勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

10月22日、中2週で馬体重を前走から28kg増やして迎えた8戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、よこての菊まつりレース（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、エーシンアリデッドに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた9戦目は、もりおか三大麺レース（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るハンターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月17日、中1週で迎えた10戦目は、ノベンバーカップ（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた11戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、おかげ様で30年さくら荘レース（水沢ダート1800m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサダチカガーベラをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（2013年）

3月3日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（6戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って10着に敗れた。

5月21日、中7週で迎えた14戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、メイスター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6月1日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

8月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の青島特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

9月1日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の若戸大橋特別（小倉芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

11月30日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

12月7日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（7戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

5歳（2014年）

2月8日、中8週で迎えた20戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、伸びてきたテイエムレンジャー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3月1日、中2週で迎えた21戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月13日、中5週で迎えた22戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月22日、中9週で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったロードシュプリームから5馬身差の2着となった。

7月13日、中2週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で西谷誠騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマキオボーラーに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

9月6日、中4週で迎えた26戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で西谷誠騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のカリスマミッキーに3/4馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

9月20日、中1週で迎えた27戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で西谷誠騎手（5戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3210m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で西谷誠騎手（6戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマサライトをハナ差制して優勝

12月20日、中1週で迎えた29戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 小雨/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のアポロマーベリックに3馬身の差をつけてG1初挑戦初制覇を成し遂げた。

6歳（2015年）

3月29日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り曇/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は西谷誠騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマキオボーラーに3馬身半の差をつけて7勝目を手に入れた。

4月18日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた31戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（8戦4勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。