パスポートチェック（2019年生、母ボーダレス）

パスポートチェック（2019年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「パスポートチェック。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時16歳）と交配したボーダレスが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。主な勝ち鞍は2021年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月3日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、伸びてきたカワキタレブリー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

7月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったアウトパフォームに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月4日、中6週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったプラソンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月25日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続でC.ルメール騎手（3戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のピンクダイヤに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、2歳1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続でC.ルメール騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず10着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた6戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

3歳（2022年）

4月23日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で永野猛蔵騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

6月25日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

8月6日、中5週で迎えた10戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の魚梁瀬杉特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

8月28日、中2週で迎えた11戦目は、岡遼太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

10月15日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、10月22日オープン（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡遼太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のノアムサシに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月30日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡遼太郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスマートエミネンスに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月27日、中3週で迎えた14戦目は、風の里公園特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岡遼太郎騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた15戦目は、ヒロノリ新車購入特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡遼太郎騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のフィルストバーンをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

4歳（2023年）

1月1日、中2週で迎えた16戦目は、七福神特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で岡遼太郎騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のマイネルプリサイスを半馬身振り切って5勝目を挙げた。

デビュー前

中西達也厩舎（高知）へ入厩。

1月31日、中3週で迎えた17戦目は、柏島特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で岡遼太郎騎手（6戦4勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロイズピークをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

2月28日、中3週で迎えた18戦目は、早明浦ダム特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で岡遼太郎騎手（7戦5勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた19戦目は、一般A B（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で岡遼太郎騎手（8戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた20戦目は、一般A B（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で岡遼太郎騎手（9戦5勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

デビュー前

中西達也厩舎（高知）へ入厩。

4月15日、デビュー戦は山崎雅由騎手を鞍上に据えて、一般B2（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。7頭立ての7番ゲートからスタート。出走取消となった。

4月29日、中4週で迎えた21戦目は、一般B2（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で岡遼太郎騎手（10戦5勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた22戦目は、一般A B（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で岡遼太郎騎手（11戦5勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

6月18日、中4週で迎えた23戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着を確保した。

7月1日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったテンチシンメイに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

7月17日、中1週で迎えた25戦目は、新荘川特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡遼太郎騎手（12戦5勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったシアーラインをクビ差捉え切れず2着となった。

7月30日、中1週で迎えた26戦目は、メダカ池特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡遼太郎騎手（13戦5勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったダノングリスターに詰め切れず、約13馬身差の2着となった。

8月20日、中2週で迎えた27戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般A4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアヴァンティストに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

9月18日、中3週で迎えた28戦目は、一般A3（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた29戦目は、横倉山特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は岡遼太郎騎手（14戦5勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた30戦目は、目指せジョッキー特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡遼太郎騎手（15戦5勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったロードインファイトに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

11月18日、中3週で迎えた31戦目は、黒尊川特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は上田将司騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

デビュー前

中西達也厩舎（高知）へ入厩。

12月17日、デビュー戦は岡遼太郎騎手を鞍上に据えて、カンツバキ特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。6頭立ての5番ゲートからスタート。出走取消となった。