オグリシルク（2003年生、母オグリシャダイ）

オグリシルク（2003年3月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋絹のようにしなやかに」。毛色は鹿毛。種牡馬のオース（当時7歳）と交配したオグリシャダイが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）稲葉牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方32戦6勝2着7回。2008年の東海ゴールドカップ(ハンデ地方重賞)に勝利した他、2009年の東海クラウン(一般B以上)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鈴木良文厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2005年）

9月22日、デビュー戦は安藤光彰騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（10）（笠松ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は407kg。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したローザパークスを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

10月26日、中1週で迎えた3戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るモエレステップを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月24日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳戦の未勝利馬リバイバル（5）（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のスーパーブランドを半馬身振り切って2勝目を挙げた。

12月16日、中2週で迎えた6戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の頑張れミスターピンク（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したフジノスターガールを捕まえ切れず、6馬身差の2着に敗北した。

3歳（2006年）

1月14日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下の白梅賞（京都芝1600m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

5月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に敗れた。

7月9日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の洛北特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤友則騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったアグネスツイスターにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

8月20日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の古町特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤友則騎手（5戦0勝）。17頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤友則騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したテーマミュージックを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月25日、中2週で迎えた13戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤友則騎手（7戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るペアーネオを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って優勝

10月18日、中2週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤友則騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したティアマットを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

11月19日、中4週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の阿久利黒賞（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤友則騎手（9戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

12月24日、中4週で迎えた16戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず16着に終わった。

4歳（2007年）

1月21日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

2月25日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊地昇吾騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊地昇吾騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

4月18日、中4週で迎えた20戦目は、名古屋チャレンジカップジュピター賞（名古屋ダート1900m 小雨/稍重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（10戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したツルマルツイモツイを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

5月22日、中4週で迎えた21戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージさつき賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた22戦目は、名古屋チャレンジカップヴァルカン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（11戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

7月16日、中3週で迎えた23戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、バルーンカップ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5歳（2008年）

1月23日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた24戦目は、ガーネット特別（笠松ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（12戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月25日、約8か月の休み明けで迎えた25戦目は、長月特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（13戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコウエイビートに3馬身の差をつけて休養明け初戦を制した。

10月31日、中4週で迎えた26戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（14戦2勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したストライクリッチに半馬身届かず2着となった。

12月31日、中8週で迎えた27戦目は、ハンデ地方重賞の東海ゴールドカップ（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（15戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るエーシンアクセランを途轍もない末脚で3/4馬身差し切って5勝目を手中に収めた。

6歳（2009年）

1月20日、中2週で迎えた28戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤友則騎手（16戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るリスティアダーリンを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って断然人気に応えた。

2月22日、中4週で迎えた29戦目は、牝馬限定地方重賞の福山牝馬特別（福山ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤友則騎手（17戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた30戦目は、地方重賞のマーチカップ（笠松ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤友則騎手（18戦4勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

8月20日、約5か月半の休み明けで迎えた31戦目は、地方重賞のくろゆり賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤友則騎手（19戦4勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

7歳（2010年）

2月17日、約6か月の休養明けで迎えた32戦目は、名古屋チャレンジカップガイア賞（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤友則騎手（20戦4勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた33戦目は、弥生特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤友則騎手（21戦4勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

5月14日、中8週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた34戦目は、かがり火特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で佐藤友則騎手（22戦4勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

7月6日、中7週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた35戦目は、BAOO鳥取岩美開場記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で佐藤友則騎手（23戦4勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月19日、中5週で迎えた36戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で佐藤友則騎手（24戦4勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

9月22日、中4週で迎えた37戦目は、長月特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で佐藤友則騎手（25戦4勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた38戦目は、一般A4 B3（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で佐藤友則騎手（26戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたヒカルアヤノヒメ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

11月10日、中3週で迎えた39戦目は、一般A4 B3（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で佐藤友則騎手（27戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

12月16日、中4週で迎えた40戦目は、伊吹賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で佐藤友則騎手（28戦4勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

8歳（2011年）

1月1日、中1週で迎えた41戦目は、岐阜新聞・岐阜放送杯（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は18戦連続で佐藤友則騎手（29戦4勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。