クラップクラップ（2017年生、母キルシュバウム）

クラップクラップ（2017年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「パチパチパチパチと拍手する」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時14歳）と交配したキルシュバウムが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はディアレストクラブ。主な勝ち鞍は2021年の秩父シャキシャキきゅうり賞(一般C2十一十二)。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

4月26日、デビュー戦はL.ヒューイットソン騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

6月13日、中6週で迎えた2戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

8月4日、中6週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（門別ダート1000m 曇/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のビービーライジングをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

9月3日、中3週で迎えた4戦目は、キレートレモンで果汁1個分賞（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニコブリランテに8馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月22日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、一般C34 C41（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

12月25日、中8週で迎えた6戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の今日もクライマックスリレー賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

4歳（2021年）

1月6日、中1週で迎えた7戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C3（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のウインクランベリーに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

2月4日、中3週で迎えた8戦目は、秩父シャキシャキきゅうり賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のラヴィソントに4馬身の差をつけて4勝目をマークした。

2月22日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2三四（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

3月30日、中4週で迎えた10戦目は、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトミケンリューヤーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月31日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、一般C2二三（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた12戦目は、湘南平塚七夕まつり2021記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で本橋孝太騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、ピエナビーチに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月2日、中1週で迎えた13戦目は、カンナ特別（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で本橋孝太騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヴィテスミットをクビ差振り切って5勝目を手中に収めた。

7月26日、中2週で迎えた14戦目は、夏の宵特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で本橋孝太騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、ハニーコーンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から23kg増やして迎えた15戦目は、夕焼け特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で本橋孝太騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、サンウェーコにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月24日、中4週で迎えた16戦目は、晩秋特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で本橋孝太騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた17戦目は、山羊座特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で本橋孝太騎手（10戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、フィナルタに半馬身交わされて2着に敗北した。

5歳（2022年）

3月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、あんず特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で本橋孝太騎手（11戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヤマニンリュシオルにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

4月26日、中5週で迎えた19戦目は、ダイヤモンド特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で本橋孝太騎手（12戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では不撓の闘魂で渋太く持ち堪えて、最後は2着のシュゼットに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月3日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた20戦目は、ナツツバキ特別（浦和ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で本橋孝太騎手（13戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた21戦目は、夏椿賞（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で本橋孝太騎手（14戦4勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

8月11日、中7週で迎えた22戦目は、甲武信ヶ岳特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で本橋孝太騎手（15戦4勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレナータを上がり1位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて7勝目を収める

9月2日、中2週で迎えた23戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の爽秋特別（浦和ダート800m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた24戦目は、馬事畜産振興協議会会長賞（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（16戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメイストームに1馬身半の差をつけて8勝目を掴み取った。

10月20日、中3週で迎えた25戦目は、マルチフェア特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（17戦6勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

11月15日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた26戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、市川ハウスまつり特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

12月6日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた27戦目は、近江しゃも特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた28戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、トゥインクルファンファーレ賞（園田ダート1230m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

6歳（2023年）

1月12日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた30戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、朝来市岩津ねぎ特別（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた31戦目は、菜の花賞（姫路ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた32戦目は、タンポポ賞（姫路ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた33戦目は、ラジオ関西特別（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、ゲキリンに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

4月27日、中3週で迎えた34戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

5月26日、中3週で迎えた35戦目は、4歳以上B1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は廣瀬航騎手（4戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

9月6日、約3か月半の休み明けで迎えた36戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（5戦0勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた37戦目は、兵庫県産たまご特別（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。