ハチキンムスメ（2020年生、母ブルーブルチャンネ）

ハチキンムスメ（2020年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパドトロワ（当時13歳）と交配したブルーブルチャンネが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は西村牧場。2022年の黒潮ジュニアチャンピオンシップ(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、西村牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

國澤輝幸厩舎（高知）へ入厩。

2歳（2022年）

6月19日、デビュー戦は上田将司騎手を鞍上に据えて、2歳戦の壱-1（高知ダート800m 曇/重）に出走。馬体重は428kg。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のキグナス特別（高知ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（1戦0勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトモヒメに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月31日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦のライラ特別（高知ダート800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で上田将司騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシシガオウを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月21日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦のスクーツム特別（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で上田将司騎手（3戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のマリンジェミナイを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

9月20日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦のアンドロメダ特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で上田将司騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、パパノオウマサンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月1日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦の潮菊特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で上田将司騎手（5戦3勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったユメノホノオに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

10月30日、中3週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の黒潮ジュニアチャンピオンシップ（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で上田将司騎手（6戦3勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマリンジェミナイを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

11月26日、中3週で迎えた8戦目は、2歳戦の土佐寒蘭特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で上田将司騎手（7戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

12月28日、中4週で迎えた9戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の金の鞍賞（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

3歳（2023年）

1月22日、中3週で迎えた10戦目は、まなせ米寿お祝い特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は上田将司騎手（8戦4勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の土佐水木特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（9戦4勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

2月26日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の土佐有楽特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で上田将司騎手（10戦4勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の土佐春花賞（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で上田将司騎手（11戦4勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦の仙台屋桜特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で上田将司騎手（12戦4勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の黒潮皐月賞（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で上田将司騎手（13戦4勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

5月30日、中3週で迎えた16戦目は、3歳戦の桂浜盃（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で上田将司騎手（14戦4勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の高知優駿（高知ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で上田将司騎手（15戦4勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

7月22日、中4週で迎えた18戦目は、3歳戦の栴檀特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で上田将司騎手（16戦4勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた19戦目は、3歳戦の魚梁瀬杉特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で上田将司騎手（17戦4勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた20戦目は、3歳戦の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で上田将司騎手（18戦4勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた21戦目は、徳島県ミルクとすだち特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で上田将司騎手（19戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったルフィアンキックに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月1日、中2週で迎えた22戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で上田将司騎手（20戦4勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は14戦連続で上田将司騎手（21戦4勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた24戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で上田将司騎手（22戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったミズワリヲクダサイを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

11月19日、中2週で迎えた25戦目は、3歳戦の土佐秋月賞（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は16戦連続で上田将司騎手（23戦4勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた26戦目は、C3-3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で上田将司騎手（24戦4勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた27戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

4歳（2024年）

4月7日、約3か月半の休み明けで迎えた28戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた29戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1600m 小雨/不良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた30戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で林謙佑騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた32戦目は、岡遼太郎騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のオダケンサイレスに1馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

6月15日、中1週で迎えた33戦目は、濱尚美騎手を鞍上に迎えて、梅雨だ薫だ還暦だ特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2-5（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は林謙佑騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は岡遼太郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた36戦目は、城野慈尚騎手を鞍上に迎えて、まさゆきさん感謝特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、メイショウミチロクにハナ差交わされて2着となった。

9月7日、中5週で迎えた37戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、一般C2-7（高知ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた38戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は林謙佑騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2-5（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は城野慈尚騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた40戦目は、広島県もみじ特別（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で城野慈尚騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月2日、中1週で迎えた41戦目は、渡辺逢心特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は岡遼太郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったミシェラドラータに詰め切れず、6馬身差の2着となった。