ミヤサンキューティ（2008年生、母イノセントニンフ）

ミヤサンキューティ（2008年2月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時10歳）と交配したイノセントニンフが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は澤田嘉隆。戦績は、地方25戦9勝2着3回。2012年の東京シンデレラマイル(牝S3)に勝利した他、2011年の優駿スプリント(S3)を制する活躍をした。その他にも重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

鈴木啓之厩舎（小林）へ入厩。

2歳（2010年）

12月28日、デビュー戦は真島大輔騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は539kg。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のテラザジャスティスに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2011年）

2月8日、中5週で迎えた2戦目は、3歳戦のツインマッチ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

3月9日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るロブショットを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月19日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、3歳戦のフォーチュネイトアネモネ特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のクラウンハイパーに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月23日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦のすずらん特別（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したロードガバナンスを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月29日、中4週で迎えた6戦目は、3歳S3の優駿スプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（5戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のセントマーチを3/4馬身振り切って優勝

12月28日、約6か月の休み明けで迎えた7戦目は、L-WING賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（6戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のパフォーマンスを半馬身振り切って久々の実戦を制した。

4歳（2012年）

3月27日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、コーラル賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で真島大輔騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

4月20日、中2週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた9戦目は、北極星賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で真島大輔騎手（8戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るゴーディーを自慢の末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

6月7日、中6週で迎えた10戦目は、’12メトロポリタンジューンカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で真島大輔騎手（9戦6勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のギオンゴールドをクビ差振り切って7勝目を手中に収めた。

7月4日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定Jpn3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は11戦連続で真島大輔騎手（10戦7勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた12戦目は、’12スパーキングサマーチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で真島大輔騎手（11戦7勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

12月30日、約5か月半の休み明けで迎えた13戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で真島大輔騎手（12戦7勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のサクラサクラサクラに1馬身半の差をつけて久しぶりの一戦を制した。

5歳（2013年）

1月24日、中3週で迎えた14戦目は、’13ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で真島大輔騎手（13戦8勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のコアレスピューマに1馬身の差をつけて9勝目を手に入れた。

3月6日、中5週で迎えた15戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、S3の東京スプリング盃（大井ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

4月10日、中4週で迎えた16戦目は、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（14戦9勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

7月12日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのゆりかもめオープン（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（15戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったコアレスピューマに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月28日、中6週で迎えた18戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（16戦9勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

11月26日、約3か月の休み明けで迎えた19戦目は、インタラクションカップ（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（17戦9勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したワッツヴィレッジにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月30日、中4週で迎えた20戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（18戦9勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って10着に敗れた。

6歳（2014年）

4月30日、約4か月の休み明けで迎えた21戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 雨/不良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンのゆりかもめオープン（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（19戦9勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に敗れた。

7月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では速い脚を使えず16着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた24戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

11月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、’14インタラクションカップ（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（20戦9勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい8着に終わった。