メルシーレインボー（2006年生、母レインボードリーム）

メルシーレインボー（2006年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時16歳）と交配したレインボードリームが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村中牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方28戦8勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の笠形山特別。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

12月28日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

3歳（2009年）

1月18日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた3戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は古川吉洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず13着に終わった。

7月20日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサマーカップ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月9日、中6週で迎えた6戦目は、3歳戦の笠形山特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオキナワニキセキヲを次元の違う末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

9月27日、中2週で迎えた7戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

4歳（2010年）

1月23日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

6月1日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、ロベリア賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

8月4日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、藻川特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

9月8日、中4週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた11戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、鈴蘭特別（笠松ダート1800m 曇/不良）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

10月13日、中4週で迎えた12戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、夢前川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

12月15日、中8週で迎えた13戦目は、初雪特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

5歳（2011年）

1月21日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、松島慧騎手を鞍上に迎えて、一般C15（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のスターペスゲンズイに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月3日、中1週で迎えた15戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、一般C8（荒尾ダート1300m 曇/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムクロバラに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

2月18日、中1週で迎えた16戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、エイラさんカワイイデスヨ杯（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったムーンパラダイスから1馬身差の2着に敗北した。

3月3日、中1週で迎えた17戦目は、村島俊策騎手を鞍上に迎えて、一般C4（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のスターペスゲンズイに2馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

3月27日、中2週で迎えた18戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、南関東&九州ジョッキーズカップ（第1戦）（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のフリークムーンに1馬身半の差をつけて5勝目を手にした。

4月15日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中純騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のフェスティヴコナンに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月7日、中2週で迎えた20戦目は、母の日特選（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（2戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマイチハジメから半馬身差の2着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた21戦目は、乙女ゆり特選（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のトキメキセイコーに3/4馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

8月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、がんばれ!九州産馬健闘祈杯（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中純騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中純騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた24戦目は、食べよう!くまもとの牛肉賞（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中純騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた25戦目は、荒尾でテイエムオペラオー杯（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で田中純騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた26戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、一般C3（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったフリークムーンからハナ差の2着となった。

12月1日、中3週で迎えた27戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、第4戦デメテル賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のフリークムーンに4馬身の差をつけて8勝目を手中に収めた。

12月16日、中1週で迎えた28戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、荒尾といえば荒尾競馬場特選（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったカシノアレグロから半馬身差の2着に敗北した。

6歳（2012年）

2月8日、中7週で迎えた29戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

2月18日、中0週で迎えた30戦目は、こぶし賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず3着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた31戦目は、チューリップ賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた32戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた33戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた34戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。