フェスティヴコナン（2007年生、母カサパサー）

フェスティヴコナン（2007年1月27日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋マンガの主人公より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時18歳）と交配したカサパサーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）パカパカファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方44戦11勝2着5回。2011年のお雛祭り特選(一般B)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、パカパカファームから「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

清水英克厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月1日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

12月19日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

3歳（2010年）

1月9日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

3月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

4月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳C2三（水沢ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったカミノマーチを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

4月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C2二（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のコスモマーシャルをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

5月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で佐々木忍騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の遠野物語発刊百周年記念レース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木忍騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

7月3日、中4週で迎えた9戦目は、3歳C1三（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木忍騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

9月5日、中8週で迎えた10戦目は、やまがた米沢会議杯（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木忍騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木忍騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

10月22日、中4週で迎えた12戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、一般C18（荒尾ダート950m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のエイブルマリヒサに約12馬身の大差をつけて1番人気に応えた。

11月3日、中1週で迎えた13戦目は、あらまちゃん誕生記念（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったスイートゲイナーから4馬身差の2着に敗北した。

11月12日、連闘で迎えた14戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、さざんか特選（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた15戦目は、勤労感謝の日特選（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大澤誠志郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた16戦目は、増沢由貴子騎手を鞍上に迎えて、ニケ賞（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

12月23日、連闘で迎えた17戦目は、ポインセチア特選（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったトキメキセイコーから4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2011年）

1月1日、連闘で迎えた18戦目は、荒尾最強杯（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（3戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のスラッシュカフェに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

1月14日、中1週で迎えた19戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（4戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のソリダリティに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月3日、中2週で迎えた20戦目は、一般C4（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉村一樹騎手（5戦3勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のタツフラワーに1馬身の差をつけて5勝目をマークした。

2月18日、中1週で迎えた21戦目は、K2さんにゃ×3杯!乙!杯（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で杉村一樹騎手（6戦4勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のワンウェイに3/4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月3日、中1週で迎えた22戦目は、お雛祭り特選（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉村一樹騎手（7戦5勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に沈んだ。

3月17日、中1週で迎えた23戦目は、荒尾がまだすスプリント（荒尾ダート950m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で杉村一樹騎手（8戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた24戦目は、荒王最強杯（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で杉村一樹騎手（9戦5勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月15日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で杉村一樹騎手（10戦5勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったメルシーレインボーから2馬身差の2着となった。

4月30日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、一般C3（荒尾ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で杉村一樹騎手（11戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月7日、連闘で馬体重を前走から9kg絞って迎えた27戦目は、母の日特選（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で杉村一樹騎手（12戦5勝）。6頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で杉村一樹騎手（13戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月27日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で杉村一樹騎手（14戦5勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のサチノタイヨウに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月17日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で杉村一樹騎手（15戦6勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のワンダーストラに1馬身半の差をつけて8勝目をつかんだ。

7月1日、中1週で迎えた31戦目は、半夏生特選（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で杉村一樹騎手（16戦7勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のスターペスゲンズイに3馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

7月8日、連闘で迎えた32戦目は、社長&会長お誕生日記念（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で杉村一樹騎手（17戦8勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったレッドエンゼルから半馬身差の2着に敗北した。

8月5日、中3週で迎えた33戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で杉村一樹騎手（18戦8勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のドリームセイヴァーをクビ差制して断然の支持に応えた。

8月24日、中2週で迎えた34戦目は、頑張れ九州産馬（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は18戦連続で杉村一樹騎手（19戦9勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のヒノクニシンゴに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月8日、中1週で迎えた35戦目は、桜島特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で杉村一樹騎手（20戦10勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた36戦目は、グリーンランドリゾートカップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で杉村一樹騎手（21戦10勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月27日、中7週で迎えた37戦目は、黒川知弘騎手を鞍上に迎えて、一般C1一（福山ダート1250m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月25日、中3週で迎えた38戦目は、一般C1一（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒川知弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（2012年）

1月3日、連闘で迎えた39戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で黒川知弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

1月9日、連闘で迎えた40戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた41戦目は、宮平鷹志騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（福山ダート1250m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月6日、連闘で迎えた42戦目は、一般C1三（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は嬉勝則騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた43戦目は、一般C1三（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嬉勝則騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月26日、連闘で迎えた44戦目は、一般C1三（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は黒川知弘騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月5日、連闘で迎えた45戦目は、一般C1三（福山ダート1250m 曇/不良）に出走。鞍上は嬉勝則騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた46戦目は、一般C1三（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は黒川知弘騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた47戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般B3（高知ダート1600m 曇/重）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。