リンリンスキー（1997年生、母シゲルロマン）

リンリンスキー（1997年3月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時18歳）と交配したシゲルロマンが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）山田牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方14戦6勝2着2回。2000年のクイーン賞(牝G3)で2着に入った他、2001年のマリーンカップ(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

林正夫厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1999年）

4月14日、デビュー戦は桜井拓章騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は510kg。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のユメノカケハシに約15馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

8月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのサマーチャレンジⅥ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったリードスキーからアタマ差の2着となった。

9月11日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、3歳500万下（札幌芝1000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で桜井拓章騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はタレてしまい12着に敗れた。

3歳（2000年）

1月1日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のペガサスカップ（中京(地)ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のコロモミキオーに3馬身の差をつけて2勝目をマークした。

8月7日、約7か月半の休み明けで迎えた5戦目は、はまゆう特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のトウカイサークルに3/4馬身の差をつけて休み明けの一戦を制した。

9月5日、中3週で迎えた6戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、サルビア特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のトウカイサークルに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の秋の鞍（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のルビーノカガヤキに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月2日、中1週で迎えた8戦目は、サンアール弥富場外開設記念（名古屋ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のハッピーイソハルをクビ差制して怒涛の5連勝を決めた。

10月25日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定G3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（3戦3勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のように急駛したが、抜け出したプリエミネンスにアタマ差届かず2着に惜敗した。

11月23日、中3週で迎えた10戦目は、G2の彩の国浦和記念（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田稔騎手（4戦3勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

12月29日、中4週で迎えた11戦目は、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で吉田稔騎手（5戦3勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

4歳（2001年）

1月31日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で吉田稔騎手（6戦3勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

3月21日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、G3の名古屋大賞典（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田稔騎手（7戦3勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月4日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた14戦目は、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で吉田稔騎手（8戦3勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた15戦目は、G3の群馬記念（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で吉田稔騎手（9戦3勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。