エムティウイール（2002年生、母メイショウセレジャ）

エムティウイール（2002年2月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋幸福」。毛色は栗毛。種牡馬のフサイチソニック（当時5歳）と交配したメイショウセレジャが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日西牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方28戦11勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の今岡ゆか素敵記念特別(一般D)。

経歴

デビュー前

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

4月24日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は486kg。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

9月28日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の五峰山特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

10月23日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 雨/重）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた5戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般F7（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に終わった。

11月27日、連闘で迎えた6戦目は、一般Fロ（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダイコービブロスに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月3日、連闘で迎えた7戦目は、愛の献血やまもも特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイメルエオスに8馬身の差をつけて2勝目を手にした。

4歳（2006年）

4月23日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず16着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

7月16日、中8週で迎えた10戦目は、一般F3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は中西達也騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホワイトキララに2馬身の差をつけて優勝

7月30日、中1週で迎えた11戦目は、風鈴特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（4戦3勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシンボリマーリンズを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

8月6日、連闘で迎えた12戦目は、一般E Fイ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（5戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカガノジョテイに3馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

8月13日、連闘で迎えた13戦目は、一般E6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中西達也騎手（6戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスーパードルフィンに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月27日、中1週で迎えた14戦目は、一般E5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中西達也騎手（7戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダイナブロスにハナ差交わされて2着に甘んじた。

9月9日、中1週で迎えた15戦目は、一般E5（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で中西達也騎手（8戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシンボリマーリンズに2馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

9月23日、中1週で迎えた16戦目は、キラゴルフボール特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中西達也騎手（9戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシンボリマーリンズに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月24日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、一般D5（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で中西達也騎手（10戦7勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず3着に敗れた。

5歳（2007年）

1月2日、連闘で迎えた18戦目は、一般D4（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で中西達也騎手（11戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のパレスシャトーに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

1月21日、中2週で迎えた19戦目は、今岡ゆか素敵記念特別（高知ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で中西達也騎手（12戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のカーニバルキングを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

2月11日、中2週で迎えた20戦目は、祝・雅博御結婚特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で中西達也騎手（13戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた21戦目は、一般C5（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で中西達也騎手（14戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた22戦目は、明日香と高知来場特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は13戦連続で中西達也騎手（15戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のバーニングスマイルを半馬身振り切って10勝目を達成した。

3月24日、中1週で迎えた23戦目は、明神繁正騎手を鞍上に迎えて、蘭春特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた24戦目は、春の鳳凰特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で明神繁正騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるマルチロードスターを捕まえ切れず、7馬身差の2着となった。

4月29日、中1週で迎えた25戦目は、昭和の日特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で明神繁正騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

6月9日、中5週で迎えた26戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キクノミューゲにクビ差交わされて2着となった。

6月23日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた28戦目は、愛鳥チーちゃん特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で上田将司騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

8月4日、中3週で迎えた29戦目は、宮川浩一騎手を鞍上に迎えて、一般C2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた30戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

9月24日、中4週で迎えた31戦目は、一般C3（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は中西達也騎手（16戦10勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のゴーフライカイトを半馬身振り切って制した。

10月13日、中2週で迎えた32戦目は、和代・佳代の笑顔特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（17戦11勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた33戦目は、一般B4（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（18戦11勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。