ユキノエイス（1997年生、母ベルマーベラス）

ユキノエイス（1997年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のフオテイテン（当時13歳）と交配したベルマーベラスが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）加納牧場。戦績は、地方40戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2002年の’02メトロポリタンカップ(一般A2以下ハンデ)。

経歴

デビュー前

杉村勝実厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（1999年）

10月1日、デビュー戦は今野忠成騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったコウエイチャンスから1馬身半差の2着となった。

10月19日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったハンターチャンスからアタマ差の2着となった。

11月21日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた4戦目は、矢内博騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の柊特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドマイニングをクビ差制して初白星を挙げた。

12月22日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦の寒椿特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢内博騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。12着に敗れた。

3歳（2000年）

3月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月30日、約5か月半の休養明けで迎えた7戦目は、3歳戦の2000川崎フラワー賞6（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は矢内博騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のオートスターに2馬身半の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

9月16日、中1週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた8戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、サファイア特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。11着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた9戦目は、湘南平特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の2000川崎フラワー賞10（川崎ダート1500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4歳（2001年）

1月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、宮浦正行騎手を鞍上に迎えて、小正月特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮浦正行騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入った。

2月15日、中1週で迎えた13戦目は、鴬特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮浦正行騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入った。

3月2日、中1週で迎えた14戦目は、春暖特別（大井ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮浦正行騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のハロースペシャルをハナ差振り切って3勝目をマークした。

3月25日、中2週で迎えた15戦目は、陽春賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮浦正行騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のノースパサディナに2馬身の差をつけて4勝目を収める

4月13日、中2週で迎えた16戦目は、デネボラ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮浦正行騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた17戦目は、シリウス賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で宮浦正行騎手（6戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたグットウエイ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

10月29日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた18戦目は、フェアリーテール賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で宮浦正行騎手（7戦2勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

12月13日、中5週で迎えた19戦目は、ウインターテール賞（大井ダート1790m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で宮浦正行騎手（8戦2勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた20戦目は、イヤーエンド賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で宮浦正行騎手（9戦2勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5歳（2002年）

1月9日、中1週で迎えた21戦目は、初富士賞（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で宮浦正行騎手（10戦2勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のカゼノムサシに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

1月25日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のエレガント賞（大井ダート1790m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で宮浦正行騎手（11戦3勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベストクィーンに6馬身の差をつけて制した。

2月22日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の’02メトロポリタンカップ（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で宮浦正行騎手（12戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るハナショウブを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて7勝目を掴み取った。

3月20日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の’02スプリングカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で宮浦正行騎手（13戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

7月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、ハンデ戦の’02シーサイドカップ（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で宮浦正行騎手（14戦5勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ地方重賞のサンタアニタトロフィー（大井ダート1590m 内回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は16戦連続で宮浦正行騎手（15戦5勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の’02トワイライトカップ（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で宮浦正行騎手（16戦5勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた28戦目は、地方重賞のアフター5スター賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で宮浦正行騎手（17戦5勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

9月13日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の’02クリスタルナイトカップ（大井ダート1690m 雨/良）に出走。鞍上は19戦連続で宮浦正行騎手（18戦5勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6歳（2003年）

3月6日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、ハンデ戦のブラッドストーン賞（大井ダート1790m 曇/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で宮浦正行騎手（19戦5勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の’03スプリングカップ（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は21戦連続で宮浦正行騎手（20戦5勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

4月23日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’03プラネットカップ（大井ダート1790m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

5月13日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた33戦目は、ハンデ戦のケンタウルス賞（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は宮浦正行騎手（21戦5勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた34戦目は、地方重賞の大井記念（大井ダート2600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は今野忠成騎手（6戦0勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた35戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’03ブリリアントカップ（大井ダート1790m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

7月4日、中2週で迎えた36戦目は、ハンデ戦の’03シーサイドカップ（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（7戦0勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた37戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’03サマーナイトカップ（大井ダート1690m 雨/重）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた38戦目は、ハンデ戦のコメット賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

8月24日、中1週で迎えた39戦目は、ハンデ戦の’03アデレードシティカップ（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は鷹見浩騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

9月30日、中4週で迎えた40戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の東京記念（大井ダート2400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。