ヤマノユーノス（2000年生、母ヤマノプリンセス）

ヤマノユーノス（2000年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のニホンカイユーノス（当時6歳）と交配したヤマノプリンセスが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は宮本正利。戦績は、地方32戦9勝2着9回。2003年のアラブダービー(アラ系3歳)に勝利した他、2003年のアラブ銀杯（P）(アラ系一般ハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

今井孝一厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2002年）

8月1日、デビュー戦は村井栄治騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュシルバー（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったブラウンブルドンから1馬身半差の2着となった。

8月22日、中2週で迎えた2戦目は、アラ系2歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村井栄治騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったカズミホワイトから3/4馬身差の2着に敗北した。

9月20日、中3週で迎えた3戦目は、アラ系2歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村井栄治騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のオダノコマチに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月3日、中1週で迎えた4戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、アラ系2歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のバンナチックに半馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月18日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系2歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は村井栄治騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったヒルノライブリーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月1日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系2歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村井栄治騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のスーパーエースに1馬身半の差をつけて優勝

12月8日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、2歳戦の全日本2歳アラブ優駿（福山ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で村井栄治騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

3歳（2003年）

1月11日、中4週で迎えた8戦目は、アラ系3歳A12（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で村井栄治騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイコーミサキに4馬身の差をつけて4勝目をゲットした。

1月25日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系一般A9 11（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で村井栄治騎手（7戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るセンプーリッチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月21日、中3週で迎えた10戦目は、アラ系一般A7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村井栄治騎手（8戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったイケノアカデミーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月10日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系一般A8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で村井栄治騎手（9戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったダンディテイセンにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

4月4日、中3週で迎えた12戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般A7（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るセンプーリッチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

5月2日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦のアラブカップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のブラウンブルドンをクビ差制して7勝目をゲットした。

5月21日、中2週で迎えた14戦目は、3歳オープンのアラブダービー（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のブラウンブルドンをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

6月19日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦の兵庫アラブ優駿（園田ダート2400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（3戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月23日、中4週で迎えた16戦目は、3歳戦のアラブ王冠（名古屋ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のクルージングに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月5日、中5週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブスプリンターカップ（笠松ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で東川公則騎手（5戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた18戦目は、東海グローリ（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で東川公則騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったケイエスマジックに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月8日、中2週で迎えた19戦目は、3歳戦の帝冠賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で東川公則騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月16日、連闘で迎えた20戦目は、東海グローリ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で東川公則騎手（8戦4勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

11月11日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブ銀杯（P）（笠松ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で東川公則騎手（9戦4勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したツルギベンサーを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

11月30日、中2週で迎えた22戦目は、3歳戦の全日本アラブグランプリ（福山ダート2250m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で東川公則騎手（10戦4勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4歳（2004年）

1月2日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブギフ大賞典（笠松ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で東川公則騎手（11戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

1月14日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンの新春グローリ（P）（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で東川公則騎手（12戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた25戦目は、東海グローリ（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で東川公則騎手（13戦4勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したツルギベンサーを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

2月20日、中1週で迎えた26戦目は、東海グローリ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で東川公則騎手（14戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、ミスターハヤブサにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月5日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンの桃花特別（P）（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で東川公則騎手（15戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた28戦目は、東海グローリ（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で東川公則騎手（16戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

7月30日、約4か月半の休み明けで迎えた29戦目は、納涼特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で東川公則騎手（17戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた30戦目は、立秋特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で東川公則騎手（18戦4勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた31戦目は、舟山特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で東川公則騎手（19戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた32戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で東川公則騎手（20戦4勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。