ツムタイザン（2018年生、母モエレカバーガール）

ツムタイザン（2018年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時19歳）と交配したモエレカバーガールが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社大作ステーブル。2020年の園田ジュニアカップ(地方重賞)に勝利した他、2020年の兵庫若駒賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中村時子から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、ムラヤマ・ブラッドストックによって475.2万円で落札された。2歳のとき、ヤマダステーブルから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、によって円で落札された。

大山寿文厩舎（西脇）へ入厩。

2歳（2020年）

8月12日、デビュー戦は杉浦健太騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート820m 晴/良）に出走。馬体重は461kg。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のビーザベストに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月10日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルカフォルトゥナを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

10月15日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた3戦目は、2歳地方重賞の兵庫若駒賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスマイルサルファーに8馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

12月2日、中6週で迎えた4戦目は、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で杉浦健太騎手（3戦3勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦健太騎手（4戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシェナキングに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2022年）

4月12日、約15か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた6戦目は、陽春特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉浦健太騎手（5戦4勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で杉浦健太騎手（6戦4勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

6月3日、中3週で迎えた8戦目は、あじさい特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で杉浦健太騎手（7戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のクリーに1馬身3/4の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

7月1日、中3週で迎えた9戦目は、楽天競馬ポイント還元賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で杉浦健太騎手（8戦5勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のように急駛したが、伸びてきたケンジーフェイス決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

7月29日、中3週で迎えた10戦目は、御堂筋特別（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で杉浦健太騎手（9戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るペルチャンを上がり1位の末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

9月7日、中5週で迎えた11戦目は、レ・コードなまちにいかっぷ特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で杉浦健太騎手（10戦6勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のプレイヤーズハイを半馬身振り切って7勝目を手に入れた。

5歳（2023年）

2月21日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、兵庫県産たまご特別（姫路ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で杉浦健太騎手（11戦7勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

3月16日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上A1 A2（姫路ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で杉浦健太騎手（12戦7勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアキュートガールに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

4月5日、中2週で迎えた14戦目は、そのたんお誕生日記念 4歳以上特別（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で杉浦健太騎手（13戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったラッキードリームを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

5月4日、中3週で迎えた15戦目は、地方重賞の兵庫大賞典（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で杉浦健太騎手（14戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

6月9日、中4週で迎えた16戦目は、アサヒスーパードライカップ（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は16戦連続で杉浦健太騎手（15戦8勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のベストオブラックをクビ差振り切って9勝目を収める

7月13日、中4週で迎えた17戦目は、新番組BAOOへゴー!賞（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は17戦連続で杉浦健太騎手（16戦9勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったタガノウィリアムに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月11日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた18戦目は、ハンデ戦の摂津盃（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で杉浦健太騎手（17戦9勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るタイガーインディを豪脚で半馬身差し切って10勝目を達成した。

11月16日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた19戦目は、加古川くつした特別（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で杉浦健太騎手（18戦10勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のベストオブラックを3/4馬身振り切って制した。

12月7日、中2週で迎えた20戦目は、園田金盃（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で杉浦健太騎手（19戦11勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したスマイルミーシャを捕まえ切れず、アタマ差の2着に惜敗した。

6歳（2024年）

1月3日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の新春賞（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で杉浦健太騎手（20戦11勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

2月15日、中5週で迎えた22戦目は、白鷺賞（姫路ダート2000m 雨/良）に出走。鞍上は22戦連続で杉浦健太騎手（21戦11勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

3月20日、中4週で迎えた23戦目は、マーチカップ（笠松ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は23戦連続で杉浦健太騎手（22戦11勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るセイルオンセイラーを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、六甲盃（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は24戦連続で杉浦健太騎手（23戦12勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月18日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、盛夏特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は25戦連続で杉浦健太騎手（24戦12勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月16日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた26戦目は、ハンデ戦の摂津盃（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は26戦連続で杉浦健太騎手（25戦12勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。