リワードタルカン（2007年生、母リワードエンプレス）

リワードタルカン（2007年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋達干（称号）」。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時15歳）と交配したリワードエンプレスが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）リワード。戦績は、中央平地5戦0勝、地方32戦15勝2着6回。主な勝ち鞍は2010年の福山・高知連携中岡慎太郎シリーズ五戦。

経歴

デビュー前

後藤由之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

3月7日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず13着に終わった。

4月4日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

5月2日、中3週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はタレてしまい16着に敗れた。

7月18日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

10月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、土佐はし拳特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた7戦目は、ビバックス特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったファムファタルに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

10月30日、連闘で迎えた8戦目は、ようこそ綾仁先生特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（2戦0勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったザムーンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗れた。

11月6日、連闘で迎えた9戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西川敏弘騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず3着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西川敏弘騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るスキマチェリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月25日、中4週で迎えた11戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の福山・高知連携中岡慎太郎シリーズ五戦（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のクールシナリオに2馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4歳（2011年）

1月2日、連闘で迎えた12戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、福山・高知連携高杉晋作シリーズ三戦（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた13戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るファムファタルを上がり1位の末脚でアタマ差だけ差し切って勝利をモノにする

1月30日、中1週で迎えた14戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、菜の花ウォーキング特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず3着に敗れた。

3月6日、中4週で迎えた15戦目は、福山・高知連携龍馬シリーズ十一戦（福山ダート1250m 雨/稍重）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のキクノジョオーに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月20日、中1週で迎えた16戦目は、牧野公園桜まつり特別（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったセトノランナーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月2日、中1週で迎えた17戦目は、東日本被災地復興支援特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったメイプルリボーンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月14日、中5週で迎えた18戦目は、一般C2-2（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（3戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るブレイブワイズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月23日、連闘で迎えた19戦目は、福山・高知連携いろは丸シリーズ九戦（福山ダート1250m 雨/不良）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のヒシトリアーナに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

6月11日、中2週で迎えた20戦目は、ジンベエザメ特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリヴプルーフに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

6月19日、連闘で迎えた21戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のバビッシュに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月23日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したイーグルファンキーにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月5日、中1週で迎えた23戦目は、轟の滝と大荒の滝特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（6戦3勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るウィザードブラストを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月19日、中1週で迎えた24戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、奥物部べふ峡特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月26日、連闘で迎えた25戦目は、一般Bロ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（7戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキクノアンジュを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月18日、中2週で迎えた26戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、土佐山田町毘沙門の滝特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイワメンフィスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

5歳（2012年）

1月1日、中1週で迎えた27戦目は、お年玉特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（8戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のブレーヴキャンターを半馬身振り切って断然の支持に応えた。

1月15日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、桂浜坂本龍馬像特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（9戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るチョップチョップを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

1月29日、中1週で迎えた29戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（10戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレッドスポーツカーに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4月16日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた30戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、りょうけん座特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

5月11日、中3週で迎えた31戦目は、一般C1三（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた32戦目は、こぎつね座特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

6月23日、中3週で迎えた33戦目は、五台山特別（高知ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（11戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったゴールデンコンパスに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

7月6日、中1週で迎えた34戦目は、一般A3（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（12戦8勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアサクサミツボシに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月15日、中5週で迎えた35戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

9月19日、中4週で迎えた36戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

11月18日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた37戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。