マイネパトリシア（2002年生、母ケリーバッグ）

マイネパトリシア（2002年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋女優グレースケリーのミドルネーム」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシルヴァーエンディング（当時15歳）と交配したケリーバッグが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方21戦2勝2着7回。主な勝ち鞍は2006年の一般C2。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,200万円（12万×100口）で一口馬主が募集された。

山田要一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

9月18日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は484kg。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

10月24日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って10着に終わった。

11月28日、中4週で迎えた3戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でD.ボニヤ騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

3歳（2005年）

1月5日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でD.ボニヤ騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

3月1日、中7週で迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C27（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒメツバキから1馬身半差の2着に敗北した。

3月14日、中1週で迎えた7戦目は、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のブループログレスに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月6日、中2週で迎えた8戦目は、一般C12（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したモエレフジプライドを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

4月20日、中1週で迎えた9戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったカミノオクリモノからアタマ差の2着に甘んじた。

5月4日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定戦のベゴニア賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマイノチカラを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月19日、中6週で迎えた11戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、3歳C3（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したケイアイロケットを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着となった。

6月27日、連闘で迎えた12戦目は、3歳C2（水沢ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアポロパイレーツを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月18日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦のエメラルド賞（盛岡芝1700m 雨/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた14戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオニキス賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に敗れた。

8月22日、中2週で迎えた15戦目は、3歳C2（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

9月5日、中1週で迎えた16戦目は、3歳C2（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた17戦目は、千葉淳志騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉淳志騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マルケイフェイスに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2006年）

3月26日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は村松学騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村松学騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村松学騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で村松学騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で村松学騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた25戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアドロワに2馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

7月24日、中3週で迎えた26戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は村松学騎手（8戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。