アスタースカイ（2011年生、母シルクファビュラス）

アスタースカイ（2011年2月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のディープスカイ（当時6歳）と交配したシルクファビュラスが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）オリエント牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方23戦14勝2着5回。主な勝ち鞍は2015年のパンジー特別(一般A3b)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、オリエント牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、加藤久枝によって1,050万円で落札された。

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

11月17日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は514kg。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

11月24日、連闘で迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

3歳（2014年）

1月11日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

6月15日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい17着に終わった。

6月22日、連闘で迎えた5戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

9月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のたく&あやかさん結婚おめでとう（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったサカジロハンサムに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

12月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシエルエトワールに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月19日、中1週で迎えた9戦目は、エノキグサ特別（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

4歳（2015年）

1月2日、中1週で迎えた10戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマヤノブリッツに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

1月14日、中1週で迎えた11戦目は、ウスユキソウ特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウエスタンプリンスに7馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

1月28日、中1週で迎えた12戦目は、ツリフネソウ特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のように急駛したが、ミキノハルモニーに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

2月11日、中1週で迎えた13戦目は、奥田夫妻結婚1周年記念～絆～（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で今井貴大騎手（6戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシルバーペガサスに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月27日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で今井貴大騎手（7戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ミキノハルモニーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

3月13日、中1週で迎えた15戦目は、一般C6（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で今井貴大騎手（8戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラッキーマイラブに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月24日、中5週で迎えた16戦目は、卯の花特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で今井貴大騎手（9戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のブライテンに2馬身半の差をつけて優勝

5月8日、中1週で迎えた17戦目は、マテ貝賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で今井貴大騎手（10戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシンゼンマリリンに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月4日、中3週で迎えた18戦目は、たけのこ賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で今井貴大騎手（11戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のオカノカシラギを3/4馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

6月10日、連闘で迎えた19戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で今井貴大騎手（12戦8勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のブライテンに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月7日、中3週で迎えた20戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で今井貴大騎手（13戦9勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウォーターエイトに4馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

9月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、うみへび座特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で今井貴大騎手（14戦10勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のサザンキングに1馬身半の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

10月6日、中1週で迎えた22戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、カシオペア座特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた23戦目は、神無月特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（15戦11勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のウォーターエイトをクビ差振り切って断然人気に応えた。

11月4日、中1週で迎えた24戦目は、パンジー特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（16戦12勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のスズノライジンをハナ差振り切って下馬評通りの実力を証明した。

5歳（2016年）

2月17日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、クロッカス特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（17戦13勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、アカデミックドレスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月16日、中3週で迎えた26戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、ムスカリー特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた27戦目は、八木直也騎手を鞍上に迎えて、クレマチス特別（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、ヴェリテに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月20日、中1週で迎えた28戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、マーガレット特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

5月18日、中3週で迎えた29戦目は、一般A5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカノープスに1馬身半の差をつけて順当に勝利した。