チトセシャンハイ（1997年生、母モガミドーター）

チトセシャンハイ（1997年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時8歳）と交配したモガミドーターが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は（有）千歳国際牧場。戦績は、中央平地5戦0勝2着1回、地方21戦5勝2着2回。1999年の函館3歳ステークス(G3)で3着に入った他、1999年のラベンダー賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1999年）

6月1日、デビュー戦は国信満騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったナックオンウッドから3馬身差の2着に敗北した。

6月8日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国信満騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のマックスワンダーに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月1日、中2週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（旭川ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で国信満騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で国信満騎手（3戦1勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったエンゼルカロにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

8月1日、中1週で迎えた5戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館3歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

11月25日、中3週で迎えた8戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の北海道3歳優駿（門別ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月25日、中3週で迎えた9戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、2歳G3のラジオたんぱ杯3歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

3歳（2000年）

4月11日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の羽田盃（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

5月10日、中3週で迎えた11戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の東京王冠賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の薄暑特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤裕太騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着を確保した。

7月7日、中5週で迎えた13戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の七夕特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月8日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の潮騒特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のルークに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月31日、中2週で迎えた15戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデ地方重賞の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。3着に入った。

9月21日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の房総特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマヤノリージェントに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月27日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の神無月特別（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のヘイセイラッキーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月15日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の’00ロイヤルカップ（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（4戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスーパーダンディーに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

12月20日、中4週で迎えた19戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の東京湾カップ（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

4歳（2001年）

1月4日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンの新世紀盃（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（5戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月13日、中9週で迎えた21戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の弥生特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったペパーミントボーイに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、ハンデ戦のダイヤモンド特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（6戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

4月19日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた23戦目は、ハンデ地方重賞の船橋記念（船橋ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月30日、中5週で迎えた24戦目は、G3のかしわ記念（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

7月15日、中6週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた25戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、ペガサス特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

9月8日、中7週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた26戦目は、ペガサス特別（金沢ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。