コンレチェ（2000年生、母サマープロテクター）

コンレチェ（2000年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ミルク入り（西）、刺毛の馬体より」。毛色は栗毛。種牡馬のソヴィエトスター（当時16歳）と交配したサマープロテクターが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地16戦2勝2着5回、地方19戦9勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、井上徹郎によって661.5万円で落札された。

佐々木亜良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

3月9日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったヒカリブラッシアに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4月20日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったウエスタンルージュにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

5月11日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるエフジーフリードに半馬身届かず2着に敗北した。

5月25日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたメイスンボーイ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

6月15日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したキレアジサイコウに半馬身届かず2着に敗北した。

7月20日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（5戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフジノヘイローに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2004年）

2月8日、約7か月の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中勝春騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のマリットチャージを半馬身振り切って休み明け初戦をモノにした。

3月20日、中5週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で田中勝春騎手（7戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

7月17日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で田中勝春騎手（8戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

10月30日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で田中勝春騎手（9戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

12月11日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で田中勝春騎手（10戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

6歳（2006年）

1月22日、約13か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で田中勝春騎手（11戦2勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた13戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に敗れた。

3月12日、中3週で迎えた14戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

8月19日、約5か月半の休養明けで迎えた15戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

7歳（2007年）

2月3日、約5か月半の休み明けで迎えた16戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

4月9日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

5月6日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた18戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C4-6（金沢ダート1300m 雨/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニシノハーロックに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5月28日、中2週で迎えた19戦目は、一般C5-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエンゼルトップに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月10日、中1週で迎えた20戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、リゲル特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タカラシャーディーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

6月24日、中1週で迎えた21戦目は、スピカ特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は米倉知騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアンバーエイトに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月8日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（3戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアガタリュウセイに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月29日、中2週で迎えた23戦目は、ドリームガール杯（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメイデンヨシムネに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

8月13日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1-2（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（5戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブルックリンに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月2日、中2週で迎えた25戦目は、松虫草特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（6戦6勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のツルギフェロンをハナ差振り切って怒涛の5連勝を決めた。

10月1日、中3週で迎えた26戦目は、玉簾特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（7戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トウショウトリックに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月12日、中3週で迎えた28戦目は、一般B3-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（8戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

11月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、えぞ菊特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（9戦7勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた30戦目は、川崎義和騎手を鞍上に迎えて、競馬総合チャンネル賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

12月16日、連闘で迎えた31戦目は、日本トーター杯（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は米倉知騎手（10戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシルキーフォルテをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

12月25日、連闘で迎えた32戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（11戦8勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

8歳（2008年）

1月2日、連闘で迎えた33戦目は、門松特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（12戦8勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシルバーバニヤンに4馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

3月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた34戦目は、七尾美術館「桜図」杯（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（13戦9勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オウゴンスターにクビ差交わされて2着となった。

5月5日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた35戦目は、一般B1-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（14戦9勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。