リンドカシュガル（1997年生、母キタサンピース）

リンドカシュガル（1997年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のナリタタイシン（当時7歳）と交配したキタサンピースが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ベルモントファーム。戦績は、地方37戦5勝2着7回。主な勝ち鞍は2001年の高麗川特別(一般C1二)。

経歴

デビュー前

出川克己厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1999年）

10月7日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

11月19日、中5週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったユウコースズランにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

12月29日、中5週で迎えた3戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

3歳（2000年）

1月19日、中2週で迎えた4戦目は、4歳（船橋ダート1400m 内回り曇/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

4月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、4歳（船橋ダート1400m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた6戦目は、大友勝利騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた7戦目は、4歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

6月30日、中4週で迎えた8戦目は、4歳（船橋ダート1400m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（5戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスガーサンデーに約11馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月27日、中3週で迎えた9戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るツルマイコスモスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて2勝目を手にした。

8月18日、中2週で迎えた10戦目は、4歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月20日、中4週で迎えた11戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の’00ベストステッキ特別（7）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた12戦目は、4歳（川崎ダート1500m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は石崎隆之騎手（8戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のフェアシュンライに1馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

4歳（2001年）

2月5日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、一般C2四（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（9戦3勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したダンスグローリアスを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

3月13日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、一般C2三ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

4月3日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、一般C2三イ（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、5着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したマキバアラシに半馬身届かず2着となった。

5月29日、中5週で迎えた17戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、伸びてきたラッキーピンキー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

6月15日、中1週で迎えた18戦目は、梧葉特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（10戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったセトノサンデーから1馬身差の2着に敗北した。

6月27日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（11戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のトガミハリヤーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月21日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（12戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（13戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したフラッシュボンドにハナ差届かず2着に惜敗した。

9月12日、中4週で迎えた22戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（14戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

9月18日、連闘で迎えた23戦目は、一般C1三イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（15戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた24戦目は、トルマリン特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（16戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた25戦目は、高麗川特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（17戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスピードミリオンに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月20日、中5週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のラピスラズリ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で石崎隆之騎手（18戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

5歳（2002年）

1月3日、中1週で迎えた27戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、磨墨特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

8月30日、約8か月の休み明けで迎えた28戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、海原特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた29戦目は、白露特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入った。

10月3日、中1週で迎えた30戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、東金特別（船橋ダート2000m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた31戦目は、疾風特別（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた32戦目は、露霜特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（19戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したクラマサキングを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月6日、中3週で迎えた33戦目は、トルコ石特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（20戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

6歳（2003年）

1月23日、中6週で迎えた34戦目は、一般C1三イ（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（21戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、最後はスマイルフェイスと並んで4着同着となった。

2月7日、中1週で迎えた35戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、駿風特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

3月26日、中6週で迎えた36戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、春風特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1三イ（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。