ナッツベリー（1997年生、母キヨシキブ）

ナッツベリー（1997年4月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のテンパレートシル（当時13歳）と交配したキヨシキブが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）キヨミネ牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着3回、中央障害4戦0勝、地方7戦2勝2着1回。1999年の福島3歳ステークス(オープン)で2着に入った他、1999年のダリア賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鈴木忠俊厩舎（新潟）へ入厩。

2歳（1999年）

5月31日、デビュー戦は森川一二三騎手を鞍上に据えて、3歳（新潟(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のブラストオージャに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月27日、中3週で迎えた2戦目は、3歳A（新潟(地)ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森川一二三騎手（1戦1勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた3戦目は、山本泉騎手を鞍上に迎えて、3歳A（新潟(地)ダート1000m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイショウパークから6馬身差の2着となった。

7月30日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンの三條新聞賞（三条ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本泉騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で山本泉騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したユウマを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

9月5日、中1週で迎えた6戦目は、2歳G3の新潟3歳ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で山本泉騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

10月3日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、大枝幹也騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の東北ジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月24日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた8戦目は、3歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大枝幹也騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

11月21日、中3週で迎えた9戦目は、川本裕達騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島3歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したファイターナカヤマにハナ差届かず2着となった。

3歳（2000年）

1月2日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、一般B1ロ（三条ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川本裕達騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のエスタズチョイスに1馬身半の差をつけて優勝

2月6日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川本裕達騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったナックオンウッドにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

3月11日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川本裕達騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

4月9日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、4歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川本裕達騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

5月7日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、4歳500万下のこけもも賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で川本裕達騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

6月16日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、3歳地方重賞の東北ダービー（新潟(地)ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川本裕達騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月8日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた16戦目は、4歳500万下（東京芝1600m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で川本裕達騎手（7戦1勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

11月26日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた17戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい11着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた18戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4歳（2001年）

1月6日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のアトムチェリーに1馬身1/4の差をつけて3勝目をつかんだ。

2月10日、中4週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の鹿島特別（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で村田一誠騎手（4戦1勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

5月4日、中5週で迎えた23戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のいわき特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた24戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

7月22日、中6週で迎えた25戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた26戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた27戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた28戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。