トキノクイーン（1995年生、母ウオータードシルク）

トキノクイーン（1995年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時8歳）と交配したウオータードシルクが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はヤマオカ牧場。戦績は、地方24戦11勝2着7回。主な勝ち鞍は1999年のオールジャパンリーディングジョッキー(一般B1以下)。

経歴

デビュー前

藤木一男厩舎（金沢）へ入厩。

3歳（1998年）

5月26日、デビュー戦は端勝成騎手を鞍上に据えて、4歳（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。馬体重は483kg。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るハクサンジュリアを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

6月9日、中1週で迎えた2戦目は、4歳（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で端勝成騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた3戦目は、4歳（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で端勝成騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた4戦目は、4歳（金沢ダート1300m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で端勝成騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアイレムローズを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月11日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた5戦目は、一般C4（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で端勝成騎手（4戦2勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユメノタテヤマに5馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

9月1日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、一般C3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で端勝成騎手（5戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るレオリスボンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

9月14日、中1週で迎えた7戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で端勝成騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた8戦目は、ねむの木賞（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で端勝成騎手（7戦4勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセンターバースに7馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

10月27日、中3週で迎えた9戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で端勝成騎手（8戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジャンヌダルラに3馬身の差をつけて6勝目をマークした。

11月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、アスター賞（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で端勝成騎手（9戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた11戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で端勝成騎手（10戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミスタートウカイを上がり0位の末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

12月8日、中1週で迎えた12戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキー（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したグレートテーストを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月20日、中1週で迎えた13戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は端勝成騎手（11戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたミユキカンノン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4歳（1999年）

5月10日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、一般B3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のワカオリーナに3馬身の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

5月23日、中1週で迎えた15戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中利夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したタカイグレイトを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月8日、中1週で迎えた16戦目は、あじさい賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山中利夫騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた17戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山中利夫騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグレートテーストに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月4日、中1週で迎えた18戦目は、沖野耕二騎手を鞍上に迎えて、オールジャパンリーディングジョッキー（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るセノエタイヨーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月1日、中3週で迎えた19戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山中利夫騎手（4戦2勝）。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のヒミノヤマトを半馬身振り切って勝利数を11に伸ばす

8月16日、中1週で迎えた20戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山中利夫騎手（5戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したセノエタイヨーを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月14日、中3週で迎えた21戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山中利夫騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた22戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山中利夫騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、テンノカゼにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月11日、中1週で迎えた23戦目は、石川門特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山中利夫騎手（8戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるノーザングレーを捕まえ切れず、7馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中1週で迎えた24戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山中利夫騎手（9戦3勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したセノエタイヨーを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗れた。