ステルステクニック（2000年生、母フサイチエレガンス）

ステルステクニック（2000年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時7歳）と交配したフサイチエレガンスが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、地方32戦10勝2着3回。2003年の若潮盃(地方重賞)で2着に入った他、2002年の平和賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

川島正行厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2002年）

10月3日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は499kg。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブラニーフォンテンに約14馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

11月6日、中4週で迎えた2戦目は、2歳戦の野菊特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のキタノアローに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月5日、中3週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の平和賞（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた4戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

3歳（2003年）

4月7日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳戦の春蘭特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したワタリケーティングを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦のライラック特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた7戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の羽田盃（大井ダート1790m 雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の紫陽花特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサスケに1馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

7月2日、中3週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の若潮盃（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したイシノファミリーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中5週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1790m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（6戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた11戦目は、3歳ハンデ地方重賞の戸塚記念（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

4歳（2004年）

4月16日、約7か月半の休養明けで迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の爽春特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のブラックポートに2馬身半の差をつけて久々の一戦を物にした。

5月11日、中3週で迎えた13戦目は、ファンシーレイン特別（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のメロウリリックに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月28日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦のムーンストーン特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のユメノジェネラスに5馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

6月17日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦のジューン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るアイアンハヤブサを上がり2位タイの末脚でハナ差だけ差し切って破竹の4連勝を決めた。

7月23日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の’04サマーナイトカップ（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

5歳（2005年）

1月3日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた17戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の新春千葉盃（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

2月22日、中6週で迎えた18戦目は、ハンデ戦のアメジスト特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（5戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のマロンテーストに2馬身の差をつけて優勝

3月15日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の弥生特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（6戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のイシノプライマシーに2馬身の差をつけて優勝

5月6日、中6週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の皐月盃（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（7戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るイシノプライマシーを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

6月1日、中3週で迎えた21戦目は、ふさの国オープン（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（8戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

8月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、ハンデ戦の房総特別（船橋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（9戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったグローリーウイナーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中3週で迎えた23戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ふさの国オープン（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて4着に敗れた。

10月19日、中3週で迎えた24戦目は、地方重賞の埼玉新聞杯（浦和ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（10戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

11月22日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ戦のノベンバー特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（11戦7勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

6歳（2006年）

6月16日、約7か月の休養明けで迎えた26戦目は、ハンデ戦のムーンストーン特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（12戦7勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

7月27日、中5週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の千葉日報賞（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（13戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

9月19日、中7週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の月の雫特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（8戦3勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

10月26日、中4週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた29戦目は、ハンデ戦の良月特別（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（9戦3勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦のガーナ共和国盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤裕太騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、6着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた31戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、東京スポーツ盃（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

7歳（2007年）

8月8日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた32戦目は、ハンデ戦の葉月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（14戦7勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。