ポンテヴェッキオ（1999年生、母コーエーガルボ）

ポンテヴェッキオ（1999年4月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「フィレンツェ（イタリア）にある橋の名」。毛色は栗毛。種牡馬のブラックタイアフェアー（当時13歳）と交配したコーエーガルボが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は野島牧場。戦績は、地方35戦6勝2着8回。主な勝ち鞍は2002年の3歳。

経歴

デビュー前

高橋三郎厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2002年）

11月2日、デビュー戦は鈴木啓之騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1390m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、非常に緩いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

11月23日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1390m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキョウエイパレードに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月12日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1390m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったキョウエイグラビアにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

12月29日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

4歳（2003年）

2月4日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた5戦目は、4歳（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木啓之騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のトゥインクルパールに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月22日、中2週で迎えた6戦目は、一般C2十（大井ダート1390m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木啓之騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2八九（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木啓之騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木啓之騎手（7戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

4月17日、中3週で迎えた9戦目は、岩城方元騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2六イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩城方元騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

5月9日、連闘で迎えた11戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2七八（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

7月25日、中8週で迎えた13戦目は、藤原良一騎手を鞍上に迎えて、一般B16（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったピカデロンからクビ差の2着に甘んじた。

8月8日、中1週で迎えた14戦目は、一般B15（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイヤモンドジョイからクビ差の2着に惜敗した。

8月29日、中2週で迎えた15戦目は、一般B14（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤原良一騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のイーストサニーに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月24日、中3週で迎えた16戦目は、ききょう特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原良一騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒシタイムから半馬身差の2着に敗北した。

10月9日、中1週で迎えた17戦目は、一般B11（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原良一騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた18戦目は、一般B10（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤原良一騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた19戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般B10（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のハナヨメに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（2004年）

1月19日、中8週で迎えた20戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月9日、中2週で迎えた21戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったファイトオペラから3馬身差の2着に敗北した。

2月26日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定戦の桃の花特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた23戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた24戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のスリーナイスガイをクビ差制して制した。

4月22日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、サクラローレル賞（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったスローンフォルから半馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中1週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた26戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、創成川特別（札幌(地)ダート1000m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月26日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた27戦目は、藻岩山特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアサカレジーナに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月8日、中1週で迎えた28戦目は、ウイングアロー賞（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の門別ファンクラブ特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったスローンフォルから半馬身差の2着に敗北した。

8月4日、中5週で迎えた30戦目は、アグネスフライト賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた31戦目は、オリオン特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったバンバーイヤーから半馬身差の2着となった。

9月16日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定地方重賞のノースクイーンカップディアブロ賞（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月14日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた33戦目は、岡島玉一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の瑞穂賞（門別ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた34戦目は、三石海浜公園特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（6戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた35戦目は、門別町軽種馬生産振興会特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（7戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。