ステラロッサ（2008年生、母レッドキャット）

ステラロッサ（2008年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「赤い星（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のハーツクライ（当時7歳）と交配したレッドキャットが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地16戦5勝2着4回。2011年のスプリングステークス(G2)で3着に入った他、2013年の白富士ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額4,800万円（120万×40口）で一口馬主が募集された。

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

1月16日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアドマイヤスキップにハナ差届かず2着に甘んじた。

2月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のヤマニンリップルを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

3月6日、中3週で迎えた3戦目は、3歳500万下のアルメリア賞（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったトーセンレーヴに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月26日、中2週で迎えた4戦目は、U.リスポリ騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のスプリングステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮し、3着に入った。

4月24日、中3週で迎えた5戦目は、3歳G1の皐月賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して13番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

9月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のデュリュクスに1馬身1/4の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

9月25日、中2週で馬体重を前走から22kg絞って迎えた8戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の昇仙峡特別（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のミカエルビスティーに1馬身の差をつけて制した。

4歳（2012年）

4月22日、約6か月半の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダコールに1馬身3/4の差をつけて久々の実戦を物にした。

5月19日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦でオープンのメイステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したエーシンリターンズにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月10日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1600万下の垂水ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

8月19日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上1600万下の天の川ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた14戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

5歳（2013年）

1月6日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の初富士ステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のフルアクセルをクビ差振り切って休み明けの一戦をモノにした。

1月26日、中2週で迎えた16戦目は、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したアンコイルドにハナ差届かず2着に甘んじた。