ニチドウサイクロン（1990年生、母ニチドウアイリス）

ニチドウサイクロン（1990年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニチドウアラシ（当時14歳）と交配したニチドウアイリスが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は大平牧場。戦績は、中央平地19戦3勝2着2回、地方16戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

坂田正行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

1月30日、デビュー戦は村本善之騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のフジノホマレをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3月14日、中3週で迎えた3戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下のアザレア賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

5月8日、中4週で迎えた5戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村本善之騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた6戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

4歳（1994年）

4月2日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

5月1日、中3週で迎えた8戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のブリングウインに3馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

5月14日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の金北山特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

6月18日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は川合達彦騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川合達彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

5歳（1995年）

3月12日、約8か月半の休養明けで迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で川合達彦騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

4月8日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で川合達彦騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、伸びてきたトウカイリュウオー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4月22日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で川合達彦騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

5月14日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で川合達彦騎手（6戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、ラルムスに交わされて3馬身半差の2着となった。

6月11日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアマミビートに2馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

8月20日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上900万下（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は川合達彦騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

9月9日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた19戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（7戦2勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

12月11日、約3か月の休養明けで迎えた20戦目は、佐々木竹見騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のイシノエンデバーに1馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

12月30日、中2週で迎えた21戦目は、雪嶺特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木竹見騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のリードオクトーバーに2馬身の差をつけて優勝

6歳（1996年）

1月24日、中3週で迎えた22戦目は、迎春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木竹見騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月17日、中7週で迎えた23戦目は、春光特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木竹見騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた24戦目は、山崎尋美騎手を鞍上に迎えて、トゥインクルレースオープニング特別（大井ダート1800m 雨/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月16日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた25戦目は、中地健夫騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

7歳（1997年）

2月4日、中6週で迎えた26戦目は、仲春特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は山崎尋美騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた27戦目は、河津裕昭騎手を鞍上に迎えて、望春賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。13着に終わった。

3月5日、連闘で迎えた28戦目は、春霞特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河津裕昭騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったカイソクロマンから1馬身半差の2着となった。

3月11日、連闘で迎えた29戦目は、マーチ賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河津裕昭騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月20日、中5週で迎えた30戦目は、福元弘二騎手を鞍上に迎えて、若葉特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた31戦目は、青葉特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は河津裕昭騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた32戦目は、ベガ賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河津裕昭騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月14日、中0週で迎えた33戦目は、緑風特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は福元弘二騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた34戦目は、ルビー特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福元弘二騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月17日、中6週で迎えた35戦目は、炎陽特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で福元弘二騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。