カネヤマブキ（1984年生、母シリーキート）

経歴

デビュー前

2歳（1986年）

8月30日、デビュー戦は加賀武見騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

12月7日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、成島正規騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のリリーマドンナに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（1987年）

1月5日、中3週で迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの新春4歳牝馬ステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

4月18日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、4歳400万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のケンスキーをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

5月3日、中1週で迎えた5戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。17頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

4歳（1988年）

3月6日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の三鷹特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

4月3日、中3週で迎えた7戦目は、5歳以上900万下の春暁特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の狭山特別（東京芝1800m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスイフトターフにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

6月4日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の甲斐駒特別（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したカシマスワローを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

6月25日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の栗子特別（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したスズランセイコーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

8月6日、中5週で迎えた12戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のメジロラギンを半馬身振り切ってファンの支持に応えた。

8月28日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の江差特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、逃げるシービースマイルにハナ差届かず2着に甘んじた。

9月10日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の八雲特別（函館芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったヤマノハマナスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月30日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の河北新報杯（福島芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るバレロッソを豪脚でハナ差だけ差し切って単勝一倍台の評価に応えた。

12月3日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したツクバトウリュウにアタマ差届かず2着に甘んじた。

12月25日、中2週で迎えた17戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’88ジョッキーズグランプリ（中山芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5歳（1989年）

1月22日、中3週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の若潮賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のオンワードガッツをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

3月4日、中5週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の内外タイムス杯（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。