ヴイグランプリ（2004年生、母スバルマドンナ）

ヴイグランプリ（2004年5月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勝利＋大賞（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイセイオペラ（当時10歳）と交配したスバルマドンナが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は酒井秀紀。戦績は、中央平地2戦0勝、地方30戦5勝2着6回。2007年の芳春特別で2着に入った他、2007年の華月賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

桑原義光厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2006年）

7月6日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

7月11日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月13日、中8週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のビービーエレメントに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月24日、中3週で迎えた5戦目は、2歳（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のサンライズペガサス賞（札幌(地)ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月15日、中4週で迎えた7戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のビービーレンジャーをハナ差振り切って2勝目を挙げた。

3歳（2007年）

1月2日、中2週で迎えた8戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの’07サンライズチャレンジ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

1月29日、中3週で迎えた9戦目は、山野勝也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若竹特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

2月24日、中3週で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

4月19日、中7週で迎えた11戦目は、3歳オープンの芳春特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したファインドロップを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

5月3日、中1週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（7戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦のアルキバ特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（8戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のトビカゲヨシツネに2馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

5月31日、連闘で迎えた14戦目は、3歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（9戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイレディーキセキから半馬身差の2着に敗北した。

7月1日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（10戦2勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞の華月賞（旭川ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐冬樹騎手（11戦2勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の王冠賞（旭川ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で五十嵐冬樹騎手（12戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。12着に敗れた。

9月5日、中4週で迎えた18戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、マイネルラヴ賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のパラダイスアゲンをアタマ差制して単勝一倍台の支持に応えた。

9月25日、中2週で迎えた19戦目は、ケフェウス特別（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた20戦目は、レチクル特別（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（13戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月7日、中3週で迎えた21戦目は、新ひだか町特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

12月18日、中5週で迎えた22戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、一般B2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

4歳（2008年）

1月4日、中1週で迎えた23戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、名古屋LJケンタウロスカップ（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

1月14日、中0週で迎えた24戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は加藤誓二騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた25戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤誓二騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

3月10日、中4週で迎えた26戦目は、一般B5（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤誓二騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のコパノライジンに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

3月25日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤誓二騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、テラノハイリーフに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中4週で迎えた28戦目は、日高建設協会特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったカムトゥルーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月15日、中1週で迎えた29戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、シックスセンス賞（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、ヤマノビッグに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月29日、中1週で迎えた30戦目は、タイムパラドックス賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（14戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた31戦目は、アドマイヤマックス賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（15戦2勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。11着に敗れた。

7月15日、中4週で迎えた32戦目は、JA平取町ニシパの恋人特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（16戦2勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシノワカガシラからクビ差の2着となった。