ヘレニウム（2010年生、母スルーパス）

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって336万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、宮崎利男によって315万円で落札された。

内田勝義厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2012年）

10月18日、デビュー戦は石崎駿騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は499kg。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

3歳（2013年）

1月3日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシゲルフタゴザに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

1月29日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

3月13日、中5週で迎えた4戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のエスティアゼリアに1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

5月8日、中7週で迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

6月11日、中4週で迎えた6戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

8月19日、中9週で迎えた7戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた8戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の仲秋賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、伸びてきたクラマサジョーカー決め手に屈してクビ差の2着となった。

10月8日、中4週で迎えた9戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のキャプテンダリアに2馬身の差をつけて3勝目を収める

11月13日、中4週で迎えた10戦目は、初時雨特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

12月16日、中4週で迎えた11戦目は、冬木立特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のトーセンキャロルをクビ差振り切って4勝目を手中に収めた。

4歳（2014年）

1月28日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、ヴィクトリーチャレンジ（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

5月19日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg戻して迎えた13戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、アインディアマントにクビ差交わされて2着に惜敗した。

6月13日、中3週で迎えた14戦目は、一般C1五（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトキノライジンに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月4日、中2週で迎えた15戦目は、夕凪特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたシンボリプロント決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月24日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1三（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のフュージョンに1馬身半の差をつけて6勝目をマークした。

8月22日、中3週で迎えた17戦目は、新涼特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、勝ったスコペルタにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

9月5日、中1週で迎えた18戦目は、赤富士特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウィーゴーに4馬身の差をつけて7勝目を掴み取った。

10月16日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、オパールスター賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサンライズアルプスに2馬身の差をつけて8勝目を手にした。

11月5日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定戦のトパーズスター賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で真島大輔騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のノボキャビアをクビ差振り切ってファンの支持に応えた。

5歳（2015年）

1月1日、中7週で迎えた21戦目は、迎春盃（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で真島大輔騎手（8戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

1月28日、中3週で迎えた22戦目は、猛虎特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で真島大輔騎手（9戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

3月12日、中5週で迎えた23戦目は、早春賞（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で真島大輔騎手（10戦5勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい6着に終わった。

4月30日、中6週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の卯月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で真島大輔騎手（11戦5勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

7月3日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、七夕特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で真島大輔騎手（12戦5勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

8月18日、中6週で迎えた26戦目は、オーガストスター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で真島大輔騎手（13戦5勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、モンサンカノープスに交わされて2馬身差の2着となった。

9月24日、中4週で迎えた27戦目は、長月特別（浦和ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は15戦連続で真島大輔騎手（14戦5勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、アポロズスピアーに3/4馬身交わされて2着となった。

10月29日、中4週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の神無月特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で真島大輔騎手（15戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月18日、中6週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の師走特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で真島大輔騎手（16戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、抜け出したエールドランジュに半馬身届かず2着に敗北した。

6歳（2016年）

1月2日、中1週で迎えた30戦目は、初富士賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で真島大輔騎手（17戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

2月4日、中4週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の如月特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で真島大輔騎手（18戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

3月24日、中6週で迎えた32戦目は、牝馬限定戦のティアラカップ（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、抜け出したエールドランジュを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

4月27日、中4週で迎えた33戦目は、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

5月24日、中3週で迎えた34戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、tvkサブチャンネル中継開始記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、インフォーマーに交わされて3馬身差の2着となった。

7月5日、中5週で迎えた35戦目は、デイリー文月杯（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（6戦2勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

11月4日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、川崎ナイター競馬連絡協議会記念（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（19戦5勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

11月24日、中2週で迎えた37戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の樅の木特別（浦和ダート1900m 雨/不良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた38戦目は、ウインターイルミネーションカップ（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（20戦5勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のオーラゼウスをハナ差振り切って久々に勝利を挙げた。

7歳（2017年）

2月3日、中6週で迎えた39戦目は、「ご縁の国しまね」特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（7戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

2月21日、中2週で迎えた40戦目は、ハンデ戦の如月特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のラガッソに1馬身半の差をつけて勝利数を11に伸ばす