リックダンサー（2011年生、母エムエヌメロディー）

リックダンサー（2011年4月19日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋踊り手」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のウインラディウス（当時13歳）と交配したエムエヌメロディーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は中田浩美。戦績は、中央平地2戦0勝、地方40戦9勝2着6回。主な勝ち鞍は2015年の野菊特別(一般B1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中田浩美から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、中田浩美から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、山邉浩によって126万円で落札された。

清水英克厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

2月24日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

4月26日、中8週で迎えた2戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず17着に終わった。

6月9日、中5週で迎えた3戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた4戦目は、3歳C2四（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマイネエルストに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月30日、連闘で迎えた5戦目は、3歳C1三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた6戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた7戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、3歳C2一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

8月23日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ヤマタケデュックにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月30日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

9月6日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

9月13日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月19日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（8戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

10月26日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（9戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

11月1日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（10戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月15日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（11戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月22日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（12戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のヘルツォークに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月30日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋悠里騎手（13戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったキッズアベリアに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

12月14日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で高橋悠里騎手（14戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ザッツフェイマスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月22日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は9戦連続で高橋悠里騎手（15戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず3着に敗れた。

12月28日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で高橋悠里騎手（16戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のヤマニンジュニパーに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2015年）

1月11日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で高橋悠里騎手（17戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月3日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、一般C14（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた24戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい4着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた25戦目は、一般C9（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のイーストフォンテンをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

3月19日、中1週で迎えた26戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、春色特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月1日、中1週で迎えた27戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた28戦目は、一般C5（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

4月27日、中0週で迎えた29戦目は、一般C7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のスズプリンセスに3馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

5月14日、中1週で迎えた30戦目は、夏木立特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（6戦2勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた31戦目は、ニューウェイドグループ杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井友彦騎手（7戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したフェアリーフロスを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた32戦目は、横谷峡賞（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井友彦騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ゴールデンフェザーにクビ差交わされて2着となった。

7月2日、中1週で迎えた33戦目は、霧ヶ峰賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉井友彦騎手（9戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイアムイシュタルに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月30日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた34戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉井友彦騎手（10戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のヒカルアヤノヒメに1馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

8月7日、連闘で迎えた35戦目は、ささゆり特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

9月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、めいほう高原賞（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（11戦4勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月17日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた37戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（12戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

10月14日、中3週で迎えた38戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（13戦4勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカクテルフォンテンを半馬身振り切って8勝目を収める

10月26日、中1週で迎えた39戦目は、野菊特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（14戦5勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るナナミを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月10日、中1週で迎えた40戦目は、島崎和也騎手を鞍上に迎えて、中山七里特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

11月24日、中1週で迎えた41戦目は、コスモス賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で島崎和也騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したディアジースターを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

12月24日、中3週で迎えた42戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、一般C1十一十二（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。競走中止となった。