シンコウシーザー（1997年生、母シンコウクイーン）

シンコウシーザー（1997年3月20日）は、日本の競走馬。毛色は栗毛。種牡馬のシンボリルドルフ（当時16歳）と交配したシンコウクイーンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）シンコーファーム。戦績は、中央平地21戦3勝2着2回、地方27戦5勝2着9回。2003年のみちのく大賞典(地方重賞)で2着に入った他、2003年の白嶺賞(一般)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

8月14日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は506kg。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

3歳（2000年）

1月15日、約5か月の休み明けで迎えた2戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

1月30日、中1週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るムテキケンショーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

2月20日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したコンバットハーバーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

8月20日、約6か月の休養明けで迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の津田沼特別（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて5着に敗れた。

4歳（2001年）

4月28日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の金華山特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月27日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、スーパーシーザーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

7月15日、中6週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のローズアイネスに1馬身1/4の差をつけて久々に白星を挙げた。

8月4日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエプソムマックスを3/4馬身振り切ってファンの期待に応えた。

10月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から26kg増やして迎えた13戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

12月1日、中4週で迎えた14戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

5歳（2002年）

1月14日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（5戦3勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた17戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（6戦3勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

8月17日、約6か月の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の瀬波特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の魚野川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の姫川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい最後はジョウノパリジャンと並んで10着同着となった。

10月28日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた22戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般A1（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったトーヨーペクターからクビ差の2着に惜敗した。

11月11日、中1週で迎えた23戦目は、一般A1（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のカネサイジョオーに2馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

11月24日、中1週で迎えた24戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の北上川大賞典（盛岡ダート2500m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

12月21日、中3週で迎えた25戦目は、一般A1（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったゲイリーコンドルからハナ差の2着に甘んじた。

12月31日、中0週で迎えた26戦目は、地方重賞の桐花賞（水沢ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は村松学騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

6歳（2003年）

4月14日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、一般A1（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイセイユウシャから1馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中1週で迎えた28戦目は、赤松杯（水沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は村松学騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったカシマハヤトから約10馬身差の2着となった。

5月24日、中3週で迎えた29戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般A1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のメグミウイナーをアタマ差制して5勝目をつかんだ。

6月8日、中1週で迎えた30戦目は、かきつばた賞（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月7日、中3週で迎えた31戦目は、一般A1（水沢ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のトミケンブライトに1馬身半の差をつけて優勝

8月4日、中3週で迎えた32戦目は、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシルクショットガンに半馬身届かず2着に敗北した。

8月17日、中1週で迎えた33戦目は、地方重賞のみちのく大賞典（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（6戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマキバスナイパーを捕まえ切れず、7馬身差の2着となった。

9月14日、中3週で迎えた34戦目は、地方重賞の青藍賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた35戦目は、一般A1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のメイセイユウシャに1馬身1/4の差をつけて7勝目を獲得した。

11月9日、中5週で迎えた36戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、桂樹杯（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた37戦目は、地方重賞の北上川大賞典（盛岡ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（8戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月21日、中3週で迎えた38戦目は、白嶺賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったゲイリーコンドルから6馬身差の2着に敗北した。

12月31日、中0週で迎えた39戦目は、地方重賞の桐花賞（水沢ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（10戦3勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

7歳（2004年）

5月15日、約4か月半の休み明けで迎えた40戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月14日、中3週で迎えた41戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた42戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着に入った。

7月12日、中1週で迎えた43戦目は、エクセレント（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（11戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったエアウィードからクビ差の2着に甘んじた。

8月9日、中3週で迎えた44戦目は、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は村松学騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

8月29日、中2週で迎えた45戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（12戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったシルクディヴァインから4馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中1週で迎えた46戦目は、エクセレント（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（13戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のジョウノブラボーに半馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月26日、中1週で迎えた47戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のOROカップ（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた48戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。3着に終わった。