キノトクイーン（2018年生、母カブリオレ）
Kinoto Queen
2018.03.21
キノトクイーン（2018年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「地名+女王」。毛色は青鹿毛。種牡馬のパイロ（当時13歳）と交配したカブリオレが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は株式会社 ミリオンファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方28戦9勝2着5回。主な勝ち鞍は2021年の一樹・真未結婚記念(一般C2十一)。
経歴
デビュー前
1歳のとき、ミリオンファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。
高橋文雅厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（2021年）
1月9日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。
2月28日、中6週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。
10月11日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、一般C2十六（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。
10月24日、中1週で迎えた4戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一樹・真未結婚記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のモアナモーリスに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
11月8日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定戦のきんせんか賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は栗原大河騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のハートリープに3馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。
11月28日、中2週で迎えた6戦目は、一般C1十二（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のシルヴァーメテオを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。
12月12日、中1週で迎えた7戦目は、一般C1八（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のマイネルレイヨンを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。
12月23日、中1週で迎えた8戦目は、シンビジウム特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は栗原大河騎手（3戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のレゾンデートルに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。
4歳（2022年）
2月12日、中6週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。
4月16日、中8週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。
8月28日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。
12月22日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、ゆず湯特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアイムアグレッシブを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。
5歳（2023年）
5月7日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、美川おかえり祭り賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。
5月21日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定戦のカスミソウ賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったメイショウカンギクに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
6月4日、中1週で迎えた15戦目は、城下町金沢で加賀野菜を食べよう賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のカゼノカケハシに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。
6月13日、連闘で迎えた16戦目は、あかねこちゃんねる二周年記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。
7月11日、中3週で迎えた17戦目は、飯田燈籠山祭り特別（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したマナカフナに半馬身届かず2着に敗北した。
8月1日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、魚住謙心騎手を鞍上に迎えて、木嶋淳一さん一家初金沢旅行金沢競馬記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。
8月15日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた19戦目は、ポイントで馬券を買える!楽天競馬賞（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は青柳正義騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。
9月11日、中3週で迎えた20戦目は、正院キリコ祭り賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（6戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、ショットオブザデイに交わされて5馬身差の2着となった。
9月24日、中1週で迎えた21戦目は、特別編成（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。
10月24日、中3週で迎えた22戦目は、ポイントで馬券が買える楽天競馬賞（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（8戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のミハルプリンセスをアタマ差振り切って8勝目を収める
11月12日、中2週で迎えた23戦目は、一般B1六（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（3戦3勝）。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。
12月3日、中2週で迎えた24戦目は、あえのこと特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（4戦3勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。
デビュー前
1歳のとき、ミリオンファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。
高橋俊之厩舎（金沢）へ入厩。
6歳（2024年）
3月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬ならポイントで馬券が買える賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。
3月19日、連闘で迎えた26戦目は、牝馬限定戦のシダレザクラ賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は栗原大河騎手（4戦3勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、ヴイエルジュに交わされて2馬身差の2着となった。
4月2日、中1週で迎えた27戦目は、兼子千央騎手を鞍上に迎えて、女帝★れ～あさん生誕記念（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。
4月30日、中3週で迎えた28戦目は、一般C1七（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は栗原大河騎手（5戦3勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったデルマスソバライにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。
5月12日、中1週で迎えた29戦目は、中島弘暉くんお誕生日記念（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。
5月27日、中1週で迎えた30戦目は、能登半島地震復興支援杯（25） 特別編成（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は兼子千央騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のドンアルゴスに1馬身半の差をつけて優勝
6月15日、中2週で迎えた31戦目は、そうご君6歳のお誕生日おめでとう記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で兼子千央騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。
7月7日、中2週で迎えた32戦目は、スマホで競馬雑誌読み放題楽天マガジン賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で兼子千央騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。
7月22日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた33戦目は、片山津温泉うきうき縁日特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で兼子千央騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。
2021年12月23日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。