ブラックホルダー（2000年生、母ホクテンミレーヌ）

ブラックホルダー（2000年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のサクラチトセオー（当時10歳）と交配したホクテンミレーヌが19歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は坂本晴美。戦績は、地方36戦8勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年の上野特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂本晴美から「北海道8月市場サラブレッド1歳」と「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

寺田新太郎厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2003年）

4月26日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1190m 曇/不良）に出走。馬体重は445kg。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1190m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデンゼルフォンテンに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月8日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、コーネルマズルにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

11月26日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、グラナータに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月29日、中4週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

4歳（2004年）

1月6日、連闘で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた7戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったタカノドレスアップにねじ伏せられて3馬身差の2位に入線したが、その後3着に降着となった。

2月18日、中3週で迎えた8戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（6戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のウィナーズダッシュをクビ差振り切って2勝目を手にした。

10月18日、約8か月の休養明けで迎えた9戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったレジェンドアミーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月9日、中4週で迎えた11戦目は、一般C2四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（8戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2六（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（9戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のナスノハーブに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（2005年）

1月21日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（10戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスウィートマミーナに3/4馬身届かず2着に敗北した。

2月4日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2十1112（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（11戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のダイワアロマを3/4馬身振り切って4勝目を掴み取った。

3月9日、中4週で迎えた15戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（12戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月16日、約8か月半の休み明けで迎えた16戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた17戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、些か速いペースで集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤシロシンクンに1馬身半の差をつけて5勝目を獲得した。

12月26日、中2週で迎えた18戦目は、亀有特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（13戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の闘志で渋太く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のフレイムマンに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

6歳（2006年）

1月17日、中2週で迎えた19戦目は、湯島特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（14戦5勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた20戦目は、上野特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（15戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るスマイルタッチを目の覚めるような末脚で3/4馬身差し切って優勝

3月2日、中3週で迎えた21戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（16戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた22戦目は、春風特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（17戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた23戦目は、かんむり座特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（18戦6勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた24戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（19戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（20戦6勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

9月14日、約4か月の休養明けで迎えた26戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月4日、中2週で迎えた27戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

10月17日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線に入ると、前で粘るネクストカーリを豪脚でクビ差だけ差し切って8勝目をマークした。

11月9日、中2週で迎えた29戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、4着に終わった。

12月27日、中6週で迎えた30戦目は、亀有特別（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

7歳（2007年）

1月18日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、みちのく賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた32戦目は、一般C2一アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

2月12日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2二三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた34戦目は、一般C2一アイ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で見沢譲治騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2一二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で見沢譲治騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた36戦目は、清明特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で見沢譲治騎手（5戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。