ベリーファイン（1994年生、母ライラックレディ）

ベリーファイン（1994年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のゴールデンフェザント（当時8歳）と交配したライラックレディが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道茅部郡森町、生産者は（有）笹川大晃牧場。戦績は、中央平地40戦5勝2着6回。2000年の福島民報杯(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サラブレッドクラブライオンにてで一口馬主が募集された。

沢峰次厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

8月25日、デビュー戦は沢昭典騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったカイシュウホマレに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

9月1日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で沢昭典騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ティファニークインに半馬身交わされて2着となった。

9月28日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢昭典騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したゴールドモーメントにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月19日、中2週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたサクラユスラウメ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3歳（1997年）

3月8日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。逃げる形となり、極端なハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のマグナマキシマに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月29日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下の山桜賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったキラージョーにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

4月27日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、4歳500万下の若鮎賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた8戦目は、4歳500万下のガーベラ賞（東京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

6月22日、中3週で迎えた9戦目は、4歳500万下（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中舘英二騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のホウヨウクールを3/4馬身振り切って2勝目を獲得した。

7月26日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の豊栄特別（新潟芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で中舘英二騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のワカサンボーイに4馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

4歳（1998年）

7月18日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上900万下の加治川特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中舘英二騎手（7戦3勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、伸びてきたブラボーグリーン決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月8日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の弥彦特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で中舘英二騎手（8戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

9月12日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の初風特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で中舘英二騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

10月31日、中6週で迎えた14戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の紅葉特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

12月12日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の初霜特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（10戦3勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

5歳（1999年）

5月23日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、5歳以上900万下の石和特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（11戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた17戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の湘南特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて最後はクラショウエースと並んで7着同着となった。

7月3日、中3週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の松島特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエレガントモアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

7月17日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の日本海ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の天の川ステークス（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（12戦3勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく15着に敗れた。

9月11日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下のニューマーケットカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（13戦3勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた22戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。17頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のラジオ福島賞（福島芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は中舘英二騎手（14戦3勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のマチカネトリスタンに1馬身半の差をつけて制した。

11月21日、中1週で迎えた24戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（15戦4勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（16戦4勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

6歳（2000年）

5月28日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、5歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（17戦4勝）。17頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下のジューンステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（18戦4勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の福島テレビ杯（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（3戦1勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた30戦目は、G3の関屋記念（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（4戦1勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

9月10日、中4週で迎えた31戦目は、4歳以上1600万下のニューマーケットカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた32戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、福島民報杯（福島芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

7歳（2001年）

3月17日、約5か月半の休み明けで迎えた33戦目は、4歳以上1600万下のスピカステークス（中山芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

7月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた34戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は中舘英二騎手（19戦4勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた35戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の天の川ステークス（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

9月15日、中4週で迎えた36戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のながつきステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた37戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のオクトーバーステークス（東京芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

10月28日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた38戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1600m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた39戦目は、3歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は沢昭典騎手（3戦0勝）。18頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では今一つ伸び切れず18着に終わった。

8歳（2002年）

8月11日、約9か月の休み明けで迎えた40戦目は、3歳以上1600万下の朱鷺ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢昭典騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。