ライオンボス（2015年生、母ウーマンインレッド）

ライオンボス（2015年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ライオンの中のボス」。毛色は栗毛。種牡馬のバトルプラン（当時10歳）と交配したウーマンインレッドが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は対馬正。2019年のアイビスサマーダッシュ(G3)に勝利した他、2020年、2021年とアイビスサマーダッシュ(G3)で2回2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

10月9日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は514kg。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

11月11日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

3歳（2018年）

1月13日、中8週で迎えた3戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月24日、中5週で迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマッスルバローズに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3月31日、中4週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

6月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（2戦1勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のリガスをアタマ差振り切って勝利をモノにする

7月7日、連闘で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（3戦2勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

4歳（2019年）

1月26日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の知立特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

3月10日、中5週で迎えた10戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はタレてしまい16着に終わった。

5月4日、中7週で迎えた11戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のサラドリームに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月19日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。最後は、2着のカッパツハッチに3/4馬身の差をつけて制した。

7月28日、中9週で迎えた13戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のカッパツハッチに3/4馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を果たした。

8月25日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、J.ルパルー騎手を鞍上に迎えて、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

10月27日、中8週で迎えた15戦目は、ルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったレジーナフォルテからクビ差の2着に甘んじた。

5歳（2020年）

4月12日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンの春雷ステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（3戦2勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

5月24日、中5週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のジョーカナチャンをアタマ差制して6勝目を奪取した。

7月26日、中8週で迎えた18戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克駿騎手（5戦3勝）。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、勝ったジョーカナチャンからアタマ差の2着に甘んじた。

6歳（2021年）

3月21日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの千葉ステークス（中山ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

5月23日、中8週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（6戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月25日、中8週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた21戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（7戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったオールアットワンスから3/4馬身差の2着に敗北した。

10月31日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。13着に敗れた。

7歳（2022年）

1月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた23戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのカーバンクルステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に終わった。

4月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg絞って迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンの春雷ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、5着を確保した。

7月31日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた25戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月30日、約3か月の休み明けで迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンのルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。10着に敗れた。

8歳（2023年）

1月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた27戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのカーバンクルステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

5月21日、約4か月の休み明けで迎えた28戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。13着に終わった。

7月30日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。16着に終わった。

10月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、柿生スプリント（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた31戦目は、神尾香澄騎手を鞍上に迎えて、カムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

11月30日、中4週で迎えた32戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

9歳（2024年）

2月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた33戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、梅花賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

8月18日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から23kg減らして迎えた34戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、M2のOROターフスプリント（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。