ニシノアバランチ（1997年生、母スノークイーン）

ニシノアバランチ（1997年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のドクターデヴィアス（当時8歳）と交配したスノークイーンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着3回、地方32戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2002年のスタールビー賞(一般B3二)。

経歴

デビュー前

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

9月12日、デビュー戦は安田富男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は458kg。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

11月14日、中8週で迎えた2戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.ロバーツ騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

3歳（2000年）

7月9日、約7か月半の休養明けで迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛進したが、伸びてきたゴートゥザウイン決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

8月6日、中3週で迎えた5戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったブリッジシャトーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

8月19日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったホエンユースマイルに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月3日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

11月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤直人騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

4歳（2001年）

9月1日、約9か月半の休み明けで迎えた9戦目は、田中隆仁騎手を鞍上に迎えて、阿蘇根子岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のタヤスアクターに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月23日、中6週で迎えた10戦目は、阿蘇根子岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中隆仁騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のミネノセンプウに2馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

12月11日、中6週で迎えた11戦目は、郷間隆騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1九十（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷間隆騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のオースカアローに2馬身半の差をつけて3勝目を収める

5歳（2002年）

1月7日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1七八（大井ダート1390m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷間隆騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したヴァーテックスを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

1月23日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1五六（大井ダート1390m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で郷間隆騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1四（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷間隆騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

2月21日、連闘で迎えた16戦目は、一般C1四（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で郷間隆騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、逃げるミスターユウシュンを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

3月7日、中1週で迎えた17戦目は、春暖特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で郷間隆騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったキングバローズに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月21日、中1週で迎えた18戦目は、マーチ特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で郷間隆騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1二（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で郷間隆騎手（8戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた20戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた21戦目は、新緑特別（大井ダート1690m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイシノナイトを3/4馬身振り切って4勝目をゲットした。

6月16日、中4週で迎えた22戦目は、ルナ賞（大井ダート1790m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた23戦目は、スタールビー賞（大井ダート1790m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマキバセイントを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月9日、中4週で迎えた24戦目は、コメット賞（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったケリーライトを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

9月16日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた25戦目は、観月賞（大井ダート1790m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

9月23日、連闘で馬体重を前走から7kg絞って迎えた26戦目は、ペルセウス賞（大井ダート1690m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（6戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったファイブビーンズに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月18日、中3週で迎えた27戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ファンタジーナイト賞（大井ダート1690m 曇/不良）に出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた28戦目は、スターサファイア賞（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（7戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた29戦目は、錦秋賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（8戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の仲冬賞（大井ダート1790m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（9戦2勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

6歳（2003年）

7月24日、約7か月半の休養明けで迎えた31戦目は、ホマルハウト賞（大井ダート1190m 曇/不良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた32戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、オーガスト賞（大井ダート1590m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた33戦目は、カノープス賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた34戦目は、サファイア賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀千亜樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

10月9日、中4週で迎えた35戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、寒露賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた36戦目は、ベテルギュース賞（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた37戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、紅葉特別（大井ダート1790m 雨/良）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月27日、中2週で迎えた38戦目は、一般B2三（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

7歳（2004年）

1月29日、中8週で迎えた39戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

2月19日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた40戦目は、ハンデ戦の一般B2 B3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。