シャンハイダロン（1996年生、母シクレノンディアナ）

シャンハイダロン（1996年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時7歳）と交配したシクレノンディアナが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地29戦6勝2着1回、地方11戦0勝2着3回。2003年のサマーカップ(地方重賞)で2着に入った他、2003年のスプリント(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

増本豊厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

4月10日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は512kg。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったフサイチゴールドに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月24日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタカノプリンシパルに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月5日、中3週で迎えた4戦目は、4歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月11日、中4週で迎えた5戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のクラフティゴールドに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月22日、中5週で迎えた6戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の妙高特別（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のビッグワンシチーを3/4馬身振り切って3勝目を手にした。

10月2日、中5週で迎えた7戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦1勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい13着に終わった。

11月13日、中5週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の大原ステークス（京都ダート1400m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は武豊騎手（5戦2勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

12月26日、中5週で迎えた9戦目は、荻野要騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のサンタクロースステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

4歳（2000年）

1月5日、中0週で迎えた10戦目は、5歳以上1600万下の門松ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野要騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

1月15日、中0週で迎えた11戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下のジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

8月13日、約7か月の休み明けで迎えた12戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の白鳥大橋特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の北斗賞（札幌ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

10月8日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の久多特別（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の天王山特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で上村洋行騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のゼンノシチョウをクビ差振り切って勝利をモノにする

12月10日、中6週で迎えた17戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のケイアイブレーブに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5歳（2001年）

1月14日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下のジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

2月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は上村洋行騎手（5戦1勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

3月3日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

3月11日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり16着に敗れた。

11月18日、約8か月半の休養明けで迎えた22戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、霜月ステークス（東京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず12着に敗れた。

6歳（2002年）

1月5日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の門松ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

2月16日、中5週で迎えた25戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の春望ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のケイエスグットワンに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月24日、中4週で迎えた26戦目は、G1の高松宮記念（中京芝1200m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は上村洋行騎手（6戦1勝）。18頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では脚が残っておらず18着に終わった。

7歳（2003年）

1月18日、約10か月の休養明けで迎えた27戦目は、淀短距離ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（6戦1勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

2月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、G3の根岸ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた29戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのすばるステークス（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

5月21日、約3か月の休養明けで迎えた30戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦でオープンのローレル争覇（P）（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、エイシンオニオンタに交わされて3馬身差の2着となった。

6月27日、中2週で迎えた32戦目は、地方重賞のサマーカップ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったブルックリンガイに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月15日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた33戦目は、G3のクラスターカップ（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

9月29日、中5週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた34戦目は、地方重賞のオータムスプリントカップ（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

10月17日、中2週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた35戦目は、地方重賞のスプリント（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったレジェンドハンターに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8歳（2004年）

1月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた36戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の新春盃（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9歳（2005年）

1月26日、約13か月の休み明けで迎えた37戦目は、和田高明騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

2月24日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた38戦目は、梅月特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田高明騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

3月10日、中1週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた39戦目は、弥生特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田高明騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた40戦目は、加藤一成騎手を鞍上に迎えて、アクアマリンオープン（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。