シズパンチ（2007年生、母コバノスカッシュ）

シズパンチ（2007年2月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「家族の愛称＋パンチ」。毛色は鹿毛。種牡馬のタップダンスシチー（当時10歳）と交配したコバノスカッシュが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡厚真町、生産者は（有）大川牧場。戦績は、中央平地3戦1勝2着1回、地方41戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

10歳のとき、大川牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

若松平厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

8月12日、デビュー戦は佐々木国明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。8頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

8月20日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトゥバンに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

9月16日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木国明騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木国明騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木国明騎手（7戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のカジノメンバーに1馬身の差をつけて制した。

12月8日、中3週で迎えた9戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた10戦目は、2歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤裕太騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

3歳（2010年）

1月12日、中2週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた11戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 小雨/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月15日、中4週で迎えた12戦目は、3歳（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた13戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で脇田創騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスマートボーロを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月23日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のフレッシュマーチ特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で脇田創騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた15戦目は、3歳（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で脇田創騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で脇田創騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳戦のスイートピー特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で脇田創騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた18戦目は、3歳（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で脇田創騎手（7戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着を確保した。

6月10日、中1週で迎えた19戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の海風スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のバトルファイターをアタマ差振り切って4勝目を奪取した。

7月24日、中5週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（8戦2勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のホワイトクルーザーを半馬身振り切って5勝目を奪取した。

8月8日、中1週で迎えた21戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したハッピーダイアリーにクビ差届かず2着となった。

8月29日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の白鳥大橋特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（9戦3勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

4歳（2011年）

8月24日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた23戦目は、日高建設協会特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（10戦3勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた24戦目は、ローレルゲレイロ賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（11戦3勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた25戦目は、優駿の里「安平町チーズ」特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（12戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったマッハタイザンにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

10月6日、中1週で迎えた26戦目は、地方重賞の道営スプリント（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（13戦3勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

11月14日、中5週で馬体重を前走から25kg増やして迎えた27戦目は、ハンデ戦のカムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は脇田創騎手（8戦1勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

12月6日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた28戦目は、ハンデ戦の東京スポーツ盃（船橋ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（9戦1勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

12月14日、連闘で迎えた29戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ハッピーエンド特別（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

5歳（2012年）

1月10日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、初鷹スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい3着に敗れた。

2月1日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた31戦目は、春告鳥特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

2月6日、連闘で迎えた32戦目は、疾風スプリント（船橋ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したキョウエイラシアスを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

3月12日、中4週で迎えた33戦目は、駿風スプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

9月3日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた34戦目は、清涼スプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は脇田創騎手（10戦1勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

9月24日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた35戦目は、ハンデ戦の穂波スプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（11戦1勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた36戦目は、ハンデ戦のオパール特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で脇田創騎手（12戦1勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた37戦目は、ハンデ戦のカムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で脇田創騎手（13戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた38戦目は、アーバンステージ霜月賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で脇田創騎手（14戦1勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月4日、中2週で迎えた39戦目は、疾風スプリント（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で脇田創騎手（15戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

6歳（2013年）

1月8日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた40戦目は、初鷹スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で脇田創騎手（16戦1勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず3着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた41戦目は、浜風スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で脇田創騎手（17戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

2月15日、中1週で迎えた42戦目は、如月特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で脇田創騎手（18戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では賦性のガッツでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月11日、中2週で迎えた43戦目は、ハンデ戦のスポーツニッポン盃（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で脇田創騎手（19戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた44戦目は、ハンデ戦の桜波スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。