オースミスピーディ（2001年生、母インフィニティ）

オースミスピーディ（2001年4月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋速い」。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時12歳）と交配したインフィニティが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はマル善橋本牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方31戦13勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の寒露特別(B2)。

経歴

デビュー前

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

9月13日、デビュー戦は五十嵐雄祐騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は424kg。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた4戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

3歳（2004年）

2月28日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

4月3日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

5月18日、中5週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた8戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般D4-3（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったバンブーボカから1馬身半差の2着に敗れた。

6月8日、中2週で迎えた9戦目は、一般D4-3（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のエスペランサーに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月23日、中1週で迎えた10戦目は、一般D4-1（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のウインサルバドルに1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

7月7日、中1週で迎えた11戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般D3-3（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のブレイベストオペラをクビ差制して1着ゴールを果たした。

8月4日、中3週で迎えた12戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、一般D2-1（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のマサユキユカリに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月25日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、3歳戦のデネブ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（3戦2勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた14戦目は、一般D1-1（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月13日、中2週で迎えた15戦目は、竹内仁志騎手を鞍上に迎えて、駒丘特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた16戦目は、三石ファンクラブ賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹内仁志騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったモモイロバンブーからクビ差の2着となった。

11月9日、中1週で迎えた17戦目は、三石ファンクラブ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

4歳（2005年）

1月8日、中8週で迎えた18戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミヤマシャンハイに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

1月23日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のインターモノポリーに1馬身半の差をつけて6勝目を奪取した。

2月7日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下條知之騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るワールドバトラーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて7勝目を手中に収めた。

2月28日、中2週で迎えた21戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下條知之騎手（3戦3勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月28日、中3週で迎えた22戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で下條知之騎手（4戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したベストフジを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月24日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で下條知之騎手（5戦3勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のガンバルマイニングに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月3日、連闘で迎えた24戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で下條知之騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るキョウエイフィットを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って制した。

6月11日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、夏至特別（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で下條知之騎手（7戦5勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で下條知之騎手（8戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハルヒロに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月18日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で下條知之騎手（9戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシャンハイハニーに2馬身半の差をつけて勝利数を11に伸ばす

8月13日、中3週で迎えた28戦目は、立秋特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で下條知之騎手（10戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリスティアシャラフを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利数を12に伸ばす

9月11日、中3週で迎えた29戦目は、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で下條知之騎手（11戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月15日、中4週で迎えた30戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、寒露特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテイエムマンボに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

5歳（2006年）

6月3日、約7か月半の休み明けで迎えた31戦目は、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下條知之騎手（12戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（13戦8勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた33戦目は、ラベンダー特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下條知之騎手（14戦8勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

7月29日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下條知之騎手（15戦8勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で下條知之騎手（16戦8勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた36戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、エーデルワイス特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた37戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、ひまわり特別（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

10月1日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた38戦目は、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は下條知之騎手（17戦8勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。