アサクサポマード（1984年生、母マチカネユキヒメ）

アサクサポマード（1984年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタイテエム（当時15歳）と交配したマチカネユキヒメが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は木村牧場。戦績は、中央平地25戦5勝2着5回、地方22戦10勝2着4回。主な勝ち鞍は1988年の日高特別(900万下)。

経歴

デビュー前

新関力厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

5月24日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1700m 曇/不良）に出走。馬体重は516kg。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた2戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は安田富男騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田富男騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のエイシンステディを半馬身振り切って初白星を挙げた。

9月19日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下の横津岳特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田富男騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた9戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したアミビューティを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月31日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のロイヤルシベリウスを半馬身振り切って優勝

11月22日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東信二騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったアコードシローにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

12月26日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の師走特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東信二騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

4歳（1988年）

1月9日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で東信二騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の銀蹄賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で東信二騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の中津川特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で東信二騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたトライトン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

2月28日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で東信二騎手（7戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたグレースソブリン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3月20日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で東信二騎手（8戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のローザキングに1馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

4月29日、中5週で迎えた18戦目は、5歳以上1400万下の武蔵野ステークス（東京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で東信二騎手（9戦2勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上1400万下の府中特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で東信二騎手（10戦2勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の北斗賞（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で東信二騎手（11戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したタマモスイセイを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のHBC杯（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で東信二騎手（12戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスケールアップに4馬身の差をつけて4勝目をマークした。

7月17日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の日高特別（札幌ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で東信二騎手（13戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るセンテーイブキを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月30日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンのタイムス杯（札幌ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は15戦連続で東信二騎手（14戦4勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5歳（1989年）

1月13日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた24戦目は、ガーネットステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で東信二騎手（15戦4勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた25戦目は、銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で東信二騎手（16戦4勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

4月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、工藤勉騎手を鞍上に迎えて、一般A1 A2（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったモガミスキーから6馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中1週で迎えた27戦目は、端午賞（高崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で工藤勉騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のシユウザンパワーに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月2日、中3週で迎えた28戦目は、尾瀬特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で工藤勉騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のバロネツトに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

6月30日、中3週で迎えた29戦目は、坂東太郎賞（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で工藤勉騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のシユウザンパワーに2馬身半の差をつけて8勝目を手に入れた。

8月13日、中5週で迎えた30戦目は、スプリンターズ賞（高崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で工藤勉騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のヒカルブリツツエンに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月8日、中7週で迎えた31戦目は、南部杯（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で工藤勉騎手（5戦4勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた32戦目は、ミルクカップ特別（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で工藤勉騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒタチライデンから1馬身差の2着に敗北した。

11月20日、中3週で迎えた33戦目は、烏川特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で工藤勉騎手（7戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のヒタチライデンをクビ差制して10勝目を達成した。

12月15日、中3週で迎えた34戦目は、白根山特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で工藤勉騎手（8戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のツジノダンサーに半馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6歳（1990年）

9月20日、約9か月半の休み明けで迎えた35戦目は、甲州特別（高崎ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で工藤勉騎手（9戦6勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったリキポートからアタマ差の2着に甘んじた。

10月14日、中2週で迎えた36戦目は、群馬記念（高崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で工藤勉騎手（10戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月17日、中4週で迎えた37戦目は、畜産杯（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で工藤勉騎手（11戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のエコーエースに半馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月14日、中3週で迎えた38戦目は、白根山特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で工藤勉騎手（12戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた39戦目は、高崎大賞典（高崎ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で工藤勉騎手（13戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7歳（1991年）

1月13日、中1週で迎えた40戦目は、少林山特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で工藤勉騎手（14戦7勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のエコーエースに1馬身の差をつけて勝利数を13に伸ばす

2月11日、中3週で迎えた41戦目は、信濃特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で工藤勉騎手（15戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

8歳（1992年）

5月9日、約15か月の休み明けで迎えた42戦目は、一般A（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で工藤勉騎手（16戦8勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月17日、中5週で迎えた43戦目は、一般A（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で工藤勉騎手（17戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のダイトクシンをクビ差制して久方ぶりに勝利を挙げた。

7月13日、中3週で迎えた44戦目は、赤城山特別（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で工藤勉騎手（18戦9勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9歳（1993年）

1月2日、約6か月の休養明けで迎えた45戦目は、一般A（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で工藤勉騎手（19戦9勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた46戦目は、一般A（高崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は21戦連続で工藤勉騎手（20戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のダイワヘンリーに2馬身の差をつけて勝利数を15に伸ばす

2月16日、中3週で迎えた47戦目は、一般A（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は22戦連続で工藤勉騎手（21戦10勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったカツノシグナルから5馬身差の2着に敗れた。