シンリンゲンカイ（2020年生、母クロスオーバー）

シンリンゲンカイ（2020年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「森林限界」。毛色は鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時20歳）と交配したクロスオーバーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はサンシャイン牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利(未勝利)。

経歴

デビュー前

石栗龍彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

8月28日、デビュー戦は菊沢一樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は444kg。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた2戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

11月12日、中6週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着を確保した。

11月19日、連闘で迎えた4戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったトロピカルヒーローにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

3歳（2023年）

1月22日、中8週で迎えた5戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

2月12日、中2週で迎えた6戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

2月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

4月29日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月14日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた10戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったディアナゼロスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月25日、中1週で迎えた11戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスノーヴァースを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

7月15日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアイファーベアを半馬身差し切って2勝目を手にした。

11月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの西郷特別（福島ダート1150m 晴/重）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた14戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの桑名特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

4歳（2024年）

2月18日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの唐戸特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（4戦0勝）。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り18着に終わった。

7月30日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から23kg戻して迎えた16戦目は、佐野遥久騎手を鞍上に迎えて、トゥインクルサマー賞（大井ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた17戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、シューティングスター賞（大井ダート1000m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

9月9日、中2週で迎えた18戦目は、大木天翔騎手を鞍上に迎えて、サファイア賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた19戦目は、ヴァーゴ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大木天翔騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた20戦目は、オクトーバー賞（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で大木天翔騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたキタサンベレーザ決め手に屈してハナ差の2着となった。

11月7日、中2週で迎えた21戦目は、神楽月賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大木天翔騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

5歳（2025年）

1月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、フロストフラワー賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大木天翔騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた23戦目は、フェブラリー賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大木天翔騎手（5戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

6月13日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、スポーツ報知賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたネオトキオ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

7月14日、中3週で迎えた25戦目は、デネブ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

8月11日、中3週で迎えた26戦目は、エバ・グリーン賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

9月23日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた27戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、GC開局30周年記念特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグランレザンドールに4馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

10月4日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のリューノスに3馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

11月2日、中3週で迎えた29戦目は、一般C1-6（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のビステルに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

11月16日、中1週で迎えた30戦目は、中津渓谷特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、グランレザンドールに交わされて1馬身差の2着に敗北した。