オリエンタルスカイ（2006年生、母ルスナイスピリット）

オリエンタルスカイ（2006年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「東洋の空」。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時14歳）と交配したルスナイスピリットが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方33戦12勝2着5回。主な勝ち鞍は2010年の金箔雪吊り特別(一般A3)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、高昭牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場され、棚網基己によって787.5万円で落札された。

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

1月17日、デビュー戦は坂井英光騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた2戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

2月28日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。

8月4日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた4戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスホイップ特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

9月14日、中5週で迎えた5戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、3歳B9（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヨバンタックンに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳B7（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のブライティアソワレをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

10月11日、連闘で迎えた7戦目は、3歳B5（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で鬼束亮騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカナザワノハナに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月1日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2-5（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鬼束亮騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダンチョウに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月15日、中1週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた9戦目は、GoGo25愛さん生誕記念（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で鬼束亮騎手（4戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカゼノオトに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月29日、中1週で迎えた10戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で鬼束亮騎手（5戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したジャングルスマイルを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月15日、中1週で迎えた11戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で鬼束亮騎手（6戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシャイニーコートに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月30日、中1週で迎えた12戦目は、一般B4二（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で鬼束亮騎手（7戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナムラマーキュリーに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2010年）

4月4日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で鬼束亮騎手（8戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のメイデンミヤビに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月20日、中1週で迎えた14戦目は、一般B1三（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で鬼束亮騎手（9戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、セイリュウザクラに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中1週で迎えた15戦目は、大谷川鯉のぼり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で鬼束亮騎手（10戦8勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた16戦目は、一般B1二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で鬼束亮騎手（11戦8勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビーファイターに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月1日、中1週で迎えた17戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般B1二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のメジャーワールドに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

6月13日、中1週で迎えた18戦目は、加賀百万石前田家特別（金沢ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（12戦9勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったサンレイコンサートに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月9日、中3週で迎えた19戦目は、能登の雅七尾祇園祭特別（金沢ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（13戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のメジャーワールドを3/4馬身振り切ってファンの高評価に応えた。

8月3日、中3週で迎えた20戦目は、夏の夜の恋路物語特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鬼束亮騎手（14戦10勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、夏の兼六園特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

8月29日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた22戦目は、羽咋トキの里特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、ファインスターに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月12日、中1週で迎えた23戦目は、七尾市お熊甲祭り特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた24戦目は、能登野菜育成七尾鹿島特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（15戦10勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた25戦目は、白山白峰温泉まつり特別（金沢ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（16戦10勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、ラインブレイクに交わされて4馬身差の2着となった。

11月7日、中3週で迎えた26戦目は、九谷焼特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で鬼束亮騎手（17戦10勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた27戦目は、田の神まつりあえのこと特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で鬼束亮騎手（18戦10勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた28戦目は、金箔雪吊り特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は米倉知騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヤマトタケルに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（2011年）

4月12日、約3か月半の休養明けで迎えた29戦目は、地方重賞のスプリングカップ（金沢ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（19戦10勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた30戦目は、復興を応援します相馬市（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた31戦目は、震災復興祈念金沢成巽閣特別（金沢ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月7日、中1週で迎えた32戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、白山スーパー林道特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた33戦目は、門別町特産軟白長ネギ賞（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（20戦10勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた34戦目は、御陣乗太鼓特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（21戦10勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

9月11日、中9週で迎えた35戦目は、お熊甲祭特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鬼束亮騎手（22戦10勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

10月18日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた36戦目は、金沢の森と木フェア開催特別（金沢ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鬼束亮騎手（23戦10勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。