ケイアイプラネット（2003年生、母レディーマジョラム）

ケイアイプラネット（2003年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋惑星」。毛色は栗毛。種牡馬のタバスコキャット（当時12歳）と交配したレディーマジョラムが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は佐々木牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方37戦10勝2着4回。2008年の東京記念(S2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

赤嶺本浩厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2006年）

2月2日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は498kg。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイレクトアタックに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月24日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエクシードに6馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

6月25日、中4週で迎えた3戦目は、3歳戦の矢車草特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマユネテンザンに4馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

7月11日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦のフォーチュネイトダリア特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したアイバンホーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

8月1日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のフォーチュネイトひまわり特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るパスクアを驚異的な末脚で3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。

8月16日、中1週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（5戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

11月29日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、冬霞賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（6戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したバンクレイドにハナ差届かず2着に甘んじた。

12月26日、中3週で迎えた8戦目は、ファイナルドリーム賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（7戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベルモントマーキスに4馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

4歳（2007年）

1月16日、中2週で迎えた9戦目は、マルチマックス特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で石崎隆之騎手（8戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビクトリアサンデーに7馬身の差をつけて優勝

7月13日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、東京サマーランド賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で石崎隆之騎手（9戦6勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた11戦目は、アルビレオ賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で石崎隆之騎手（10戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

11月2日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、イーバンク銀行IN大井賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のミヤコフラッシュをクビ差振り切って7勝目を手にした。

11月29日、中3週で迎えた13戦目は、’07メトロポリタンノベンバーカップ（大井ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

12月27日、中3週で迎えた14戦目は、ファイナルドリーム賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

5歳（2008年）

3月28日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、八丈島フリージア賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5月10日、中5週で迎えた16戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

6月22日、中5週で迎えた17戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の横手特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

8月15日、中7週で迎えた18戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、SPAT4賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のソーニャドールに3馬身半の差をつけて8勝目をつかんだ。

9月4日、中2週で迎えた19戦目は、’08ムーンライトカップ（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のロングウェーブに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月9日、中4週で迎えた20戦目は、S2の東京記念（大井ダート2400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

6歳（2009年）

4月23日、約6か月半の休み明けで迎えた21戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、’09ブリリアントカップ（大井ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のトーセンベルボーイをハナ差振り切って休み明けの一戦を制した。

5月13日、中2週で迎えた22戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、S2の大井記念（大井ダート2600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

12月1日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、ゆりかもめ賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（11戦6勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦のウインターイルミネーションハンデ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（12戦6勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

7歳（2010年）

1月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、千葉テレビ放送盃（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（13戦6勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったステップクローザーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

2月18日、中4週で迎えた26戦目は、野島崎特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（14戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したカキツバタロイヤルに半馬身届かず2着に敗北した。

3月11日、中2週で迎えた27戦目は、夢見月特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（15戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月17日、連闘で迎えた28戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

4月22日、中4週で迎えた29戦目は、’10ブリリアントカップ（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた30戦目は、皐月盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

7月29日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から15kg減らして迎えた31戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、’10シーサイドカップ（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた32戦目は、オーガスト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた33戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた34戦目は、月の雫特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた35戦目は、S2の東京記念（大井ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金子正彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた36戦目は、ハンデ戦の金時山特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で金子正彦騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた37戦目は、ハンデ戦の霜月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で金子正彦騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

11月24日、連闘で迎えた38戦目は、Jpn2の浦和記念（浦和ダート2000m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で金子正彦騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

8歳（2011年）

4月22日、約5か月の休養明けで迎えた39戦目は、卯月賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で金子正彦騎手（6戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。