ホウシュウガルー（1987年生、母ノーザンクイン）

ホウシュウガルー（1987年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサウスアトランテイツク（当時7歳）と交配したノーザンクインが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地10戦1勝、地方31戦10勝2着4回。主な勝ち鞍は1992年の平尾台特別(900万下)。

経歴

デビュー前

渥美忠男厩舎（大井）へ入厩。

3歳（1990年）

4月12日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は501kg。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のダイシンエテルナに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月18日、中4週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のタニノジエロニモに2馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

6月3日、中1週で迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のナスノルチエーに1馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

7月5日、中4週で迎えた4戦目は、3歳戦のからたち特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月26日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のタマパークに1馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

10月23日、中3週で迎えた6戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、全日本リーディングジョッキー（大井ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月23日、中3週で迎えた7戦目は、一般B3六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のアカネトウシヨウに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

12月9日、中1週で迎えた8戦目は、ディッセンバー特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（6戦5勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

4歳（1991年）

1月22日、中5週で迎えた9戦目は、神田特別（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（7戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた10戦目は、立春特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（8戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた11戦目は、望春特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（9戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のアサヒオリンピツクに半馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。

4月1日、中4週で迎えた12戦目は、卯月特別（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（10戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月3日、中4週で迎えた13戦目は、新緑特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（11戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月9日、中4週で迎えた14戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、京洛ステークス（京都芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

7月13日、中4週で迎えた15戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の西日本スポーツ杯（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の博多特別（小倉芝1800m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下のはづき賞（小倉芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で増井裕騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

12月22日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増井裕騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

5歳（1992年）

1月6日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で増井裕騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の八坂特別（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で増井裕騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で増井裕騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のブラウンオーを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

2月16日、中1週で迎えた22戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の橿原ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた23戦目は、東田幸男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の甲南ステークス（阪神芝2500m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

4月16日、中6週で迎えた24戦目は、望月高司騎手を鞍上に迎えて、チューリップ特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月23日、連闘で迎えた25戦目は、マーガレット特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で望月高司騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月30日、中4週で迎えた26戦目は、紅バラ特別（名古屋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で望月高司騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた27戦目は、倉知三千紀騎手を鞍上に迎えて、白バラ特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のスクープマンをアタマ差制して8勝目を挙げた。

6月24日、中1週で迎えた28戦目は、ガーベラ特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉知三千紀騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサンフューチャーに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月24日、中3週で迎えた29戦目は、ルビー特別（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉知三千紀騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月8日、約4か月半の休養明けで迎えた30戦目は、エリカ特別（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で倉知三千紀騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、シンビジューム特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉知三千紀騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサンフューチャーに3馬身の差をつけて10勝目を達成した。

6歳（1993年）

1月5日、中1週で迎えた32戦目は、迎春特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉知三千紀騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったセンダツヤッピーから半馬身差の2着に敗北した。

2月3日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、酒井章騎手を鞍上に迎えて、アメジスト特別（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月17日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた34戦目は、東海キング（名古屋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井章騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったカズノタンポポから1馬身差の2着となった。

3月4日、中1週で迎えた35戦目は、ブラッドストーン特別（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は倉知三千紀騎手（6戦3勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

4月14日、中5週で迎えた36戦目は、ダイヤモンド特別（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉知三千紀騎手（7戦3勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったタケノタリアからアタマ差の2着に惜敗した。

5月4日、中2週で迎えた37戦目は、東海桜花賞（名古屋ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉知三千紀騎手（8戦3勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた38戦目は、東海キング（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉知三千紀騎手（9戦3勝）。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったカズノタンポポから1馬身半差の2着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた39戦目は、エメラルド特別（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉知三千紀騎手（10戦3勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月30日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた40戦目は、マイル争覇（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で倉知三千紀騎手（11戦3勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月16日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた41戦目は、ルビー特別（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で倉知三千紀騎手（12戦3勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマトチヨフジをクビ差制して1着ゴールを果たした。